柏葉、等伯、そして金箔
今日はうちの師匠のとこ、柏葉会の新年総会。
お昼間からホテルの19階でフレンチ食べながら
シャンパン開けて(笑)
書道やってなかったら出会わなかったかもしれない
たくさんの人たちとひとところに集まって
新年を祝い、
それぞれの受賞を祝い、
これからまた一年頑張ろうっていう会です。
20代から94歳のキュートな大先輩までが集う
ステキな会でした。
たくさんお祝いがあって
シャンパンやら何やらで少しフワフワしながら
そのまま「長谷川等伯展」。
閉館間際にダッシュ入場だったんだけど
前期展示のみの個人蔵「花鳥図屏風」がストライクで、
構図はお揃い(だと思う)なのに趣の全く違う、
妙覚寺の「花鳥図屏風」との対比が面白くて
あー、酔い醒めた。
あれは前期で見に行くべき。
あの二つ、並んでるとこ見なきゃもったいない。
鑑定団でニセ等伯しか見たことないならなお(笑)
等伯ダッシュしたあとはシファカフェの「對馬有輝子展」。
對馬さんは鉛筆の緻密なタッチが印象的な作家さん。
色も使うけれど、
個人的には鉛筆のモノトーンと金箔だけで表現した作品が好き。
モノトーンと金箔って、なんかね、日本人の感覚だなって感じがして。
この間、ウェブデザインとかする友達に、
「文美ちゃんはデザインとかできるのに。色もたくさん使えばいいのに。」って
言ってもらえて。
それはデザイナーとしての彼女から見た大讃辞だなと思って
とっても嬉しかったんだけど、
書家としての私はやっぱり、
白と黒との限定された世界だからこそできる表現というか、
何も縛りのない自由よりも
限定された中でこそ得られる自由こそが
面白いと思ってしまうのです。
スポーツはルールがあるから面白い。
俳句は五七五の縛りがあるから面白い。
書は白黒の世界だからこそ面白い。
明日は、千田保育所に書作品をお渡ししに行きます。
そのための会を設けてくださるそうで、ほんと楽しみ。
年末年始、その作品ずっと書いてたの。
先生方とたくさんの園児たちに会って来ます。