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451ブックスとグリッドキッチン

2015.02.11 13:08

通常のお稽古や会の行事、個展後の事後処理に追われて、ここのところちょっと体調を崩したりしていたのだけど、この日はいいお天気に誘われて、俳句の会のメンバーと玉野へ。岡山で有名な本のセレクトショップ、念願の「451 books」さんへも行くことが出来ました。岡山市内あちこちでここセレクトの本は目にしていたのだけど、店舗に伺ったのは初めて。

きゅんと来る写真集、ちょっとレアな美術書、本好きにたまらない装丁の小説や童話・・・地元の本屋ではまずない並びにいろんな意味でため息が出ます(笑)何か一つ、と思って手に入れたのは、エロール・ル・カインの挿絵があまりに美しいギリシャ神話の絵本「キューピッドとプシケー」。画集だと言ってもいいくらい。これ、きっと地元の本屋さんでは出会わなかったろうな。

そしてお昼ごはんに辿り着いた、グリッドキッチン。ここ、この間まで個展でお世話になってたカフェZさんの卒業生がオープンさせたカフェなのです。丁寧に食材を扱って、おいしい食事と、おいしいコーヒーが頂ける場所がまた一つ。ああっ、写真、暖炉が見切れてる・・・・・・のですが、薪が美しく積み上げられた隣には、暖炉に炎が揺らめいていてほんとにステキ。昔、倉庫だったその名残もお洒落に活かされていて。「この鉄の扉、最初はすごく重くて、女子じゃ開けられません!って4人がかりで訴えて軽くしてもらったんですよ。今より24キロも重くて(笑)」とカフェが出来るまでの話も楽しく聞きながらのお食事でした。風が冷たい。陽があたたかい。海の匂いが心地いい。そんな春まだ浅いお休みの日。   佐保姫や鉄扉軽々開け放ち   すゞり