全国初、桃の形の「うつくし絵馬」
広島市にある廣瀬神社の絵馬の制作に携わらせて頂きました。(※前に、神社のロゴを揮毫した話をアップしましたが、その神社です。)http://ayasuzuriblog.blog.fc2.com/blog-entry-928.html美の三女神をお祀りした神社ですので美しさへのいのりを込めたデザインにしたいですねと神職でもある奥様と相談を重ねてできた絵馬です。(ちなみに、この奥様、元アナウンサーという経歴をお持ちの美人神職です。 ええ、さすが、美の神社。有無を言わさぬ説得力。)そして完成した絵馬。全国初の桃の形の絵馬になりました。廣瀬神社の境内にシンボルともなる桃の木があること。日本の神話において桃は生命の象徴であり、不老長寿の実であることからこの形になりました。(私が桃好きなのはさておき。笑)日本の神様の「美」というものを表すために「美」という漢字ではありますが、王羲之などの大陸風よりも藤原佐理などの日本的な「美」の文字をと思い字体をセレクトし仮名的な筆運びで書きました。桃の色合いや雰囲気を出すべく背景のデザインに用いたのは世界一美しい紙と言われる日本の料紙です。神社のHPでも、記事がアップされています。廣瀬神社HP・うつくし絵馬紹介境内にこの絵馬が連なったら、桃が鈴なりで可愛いかなぁ♡とか「廣瀬」という神社名と「美人姉妹」の祭神っていうキーワードから勝手に広瀬アリスさん広瀬すずさんを連想してそりゃ廣瀬といえば美人よね~♡とニヤニヤしてみたりしています(笑)***余談ですが。私は日本の文化に於いて「美しい」というのは単純に見た目や見栄えの問題ではなく生きる上での"判断基準"となるものだと思っています。その言葉は美しいのか、その行動は美しいのか、そのあり方は美しいのか。文字を書くこと、お茶を頂くこと、呼吸をすること。生活の中で行う些細なことにも世界でも類を見ない細やかな「美」というものを見いだしてきた日本人にとって「それは美しいだろうか?」それが物事の大きな判断基準である気がするのです。わたしはそんな日本人の細やかな「美しさ」を大事に学んで行けたら良いなぁと思っています。