新春のおよろこびを申し上げます
2017.01.01 14:07
つゝしんで初春のおよろこびを申し上げます(万寿)*小鳥たちが一団を成して我が家の庭にやってきました。柿の木から、しだれ桜へ、梅の木から、欅の木へと順々に移っていく小鳥たち。ああ、エナガがあんなにたくさん。そう思って見ていたら、中にメジロも混じっていて。そういえば、「百千鳥」なんて、春の季語があったなぁとそんなことを思います。とり年のはじめにやってきた小鳥の一団。空から振ってくるような囀。酉年にはきっと「はばたく」、「飛翔する」、「高く飛ぶ」そんな言葉が溢れるのだと思います。ですが、先日まで開催していた展覧会をあえて《鳥の囀》展と名付けていたように私はこの一年、小さな囀に耳を澄ますように小さなものを愛おしむように大切に進みたいと思っています。飛ぶためには、飛び続けるためには日々の積み上げを大切にすること。飛ぶことだけを考えるのではなく、飛ぶための基礎力を考えること。それは、決して派手ではない小さな小さな積み重ね。小さな小さな美の集積。それを忘れずに進むとき小さな翼に、空を飛ぶ力が与えられるのだと思うのです。***鳥、酉、とり、と書きすぎて、年賀状がとりじゃなくなるという事態もあり得るよね(笑)