ピグモン東京

ピグモンピグモンピグモン・・・・と言っても怪獣ではなく。ウルトラマンも居ません。Pigment （色材）のこと。今回の東京キラキラ祭り（個人的に開催）の最大キラキラはここ。

壁を埋め尽くす色、色、色。キラキラと並ぶ色、色、色。それだけでも、気持ちが高ぶるわけですが。ここの最大のツボ要素は、こういう事。

ずらりと並ぶ種々の膠（にかわ）。膠は日本画にも書にも欠かせない天然の接着剤。それがこんなにも沢山。そして並べばいいと言うのではなく、これだけの多種の膠を、用途によって様々に使い分けするための専門的な知識を有するお店だと言うこと。今まで、箔貼りの時に抱いていた違和感が一気に解消されました。書の料紙加工に対して、抱いていた疑問も光を与えてもらいました。小さな違和感や小さな疑問を丁寧に受け止めて豊富な知識で相談に乗ってくれるレベルの高いお店です。

しかも、ここ、隈研吾さんの建築。大好物が溢れすぎてて、「・・・・ここに住みたいくらいです」つい、そんな言葉がこぼれるくらい。今回の東京キラキラ祭りは、膠を抱えて、スキップしながらフィナーレだったのです。それにしても、東京土産が膠とは（笑）