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「春と修羅」

2018.02.04 14:54

「心象のはひいろはがねから

あけびのつるはくもにからまり」

(宮澤賢治 『春と修羅』)


古い銘仙の着物生地は、

ノスタルジックなのに柄ゆきが斬新。

光が明滅するような不思議な趣。


賢治の使う詩の言葉もまた、

ノスタルジックであるのに、

化学用語が随所に散りばめられていて、

硬質なものと、柔らかいものの、

言葉の手触りが独特で。


この詩にはこの布だなって。


書きぶりは古筆のように。

どこか懐かしく、どこか新しい作品を目指して。


◆sold out

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