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1-1. 「よさよさ」とは?

2018.08.14 21:40

レッスン1:「よさよさ」とは?

photo by Xie Okajima

 

 

「よさよさ」って、何だろう。

 

それは、「人と人の間にある何か」の状態を表す言葉。

 

人と人の間にある何か。

「何か」は、

「空気感」であり、「つながり」であり、「ひととひとによって交わされるもの」だ。

 

言葉。言葉にならない表現。

感情。エネルギー。

 

そういったものが、「よさ」に基づいて発され、受けとめられている状態。

そこにいる人が、「(すべての人にすでにある)よさ」を見ている状態。

 

これが、「よさよさ」。

言葉にするならば、ね。




もう少し話を進めてみよう。

 

じゃあ、「よさ」って何だ?

 

「悪い」の対義語としての「良い」をイメージすると、「よさ」は、いわゆる「長所」「強み」という定義が浮かぶかもしれない。

就職活動で履歴書に書くような種類の。

 

でも、「よさよさな世界」における「よさ」は、そうではない。

もちろん「長所」も「強み」も「よさ」なのだけれど、「ただただ、好きなこと」とか「(むしろ)苦手なこと、弱いところ」も「よさ」だ。

 

なんだ、ぜーんぶ「よさ」だったんじゃん!

という感覚。

それこそが「よさ」を見ている状態であり、その状態の人たちの間は「よさよさ」になるのだ。




それはまるで、そこにいる人が皆、「よさメガネ」をかけているみたいなことなのかもしれない。

 

もう分かると思うけれど、無理に「長所」を見つけよう、とか、「何でもポジティブに解釈しよう」とかっていうメガネではない。

 

余分なものを取り除いて、そこにいるその人そのままを見る。

「あるもの」をそのまま受けとめるメガネ。

ちなみに。

「人と人の間」と書いたけれど、それだけではないな、と思う。

 

人と出来事の間。

人と物の間。

人とSNSについたコメントの間。

 

物事とどんな風に接するのか、にも「よさよさ」かどうか、はあるのだ。




次のレッスンからは、そんな「よさよさ」に含まれているものについて考えていく。