新幹線に乗って
2018.08.07 06:11
出張のため広島に向かう。
車内で読むために昨日
ドフトエフスキーの罪と罰を買っておいた。
骨太で重厚感のある話が
長い移動時間にはぴったりだ。
ところが今朝よく見て見ると、
購入したのは両方とも下巻だった。
なにこれ。
何の意味もない。
せめて両方とも上巻だったら
まだ読むことは出来たのに…
悔しさと虚しさが心を包んだ。
仕方ないので別の本を持っていく。
新幹線に乗るといつも切なくなる。
なぜだろう。
車窓から見える風景。
海。田畑。街。川。工場。公園。
さまざまなあれこれが
一瞬で流れていく。
ここに住んでいる人は
どんな生活を送っているのだろう…
なんて考える。
学校のグラウンドで練習する
野球少年がいたり、
土手で寝っ転がってるおじさんが
いたり、コンビニ前でタバコを
吸っているリーマンがいたりする。
そしてそういったことを
考えたり見たりするほどなぜか
僕は切なくなってくる。
なぜだろう。