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自然の温かみと人工的な冷たさの対比とは⁉︎

2016.01.21 09:13

サイト概要に記載してあるのですが

タイトルの様なご質問をいただきました


ということで

今回は僕の考える

「自然の温かみと人工的な冷たさの対比」

について少し触れていこうと思います


まず最初に、Driftwood Design Studioのコンセプトは

『アーバンテイスト』です

そして、うちで言うアーバンテイストとは、

『自然の温かみと人工的な冷たさの対比』を意味しています

一体それは何なのか順番に記載していこうと思います



では早速

自然の温かみとは⁉︎

僕の考えるそれは

シンプルに言うと"曲線"です

自然界に存在し得ないものは、"直線"で、そして自然を象徴する最もわかりやすい物は"不規則な曲線"だと思うんですね

そして多くの人は、

不規則な曲線に自然の温かみを感じる

綺麗なんだけど綺麗過ぎない曲線(適度な不規則性)が自然を表現していて人間味または温かみを感じさせる


そんな気がするんですよ



次に

人工的な冷たさとは⁉︎

僕の考えるそれは

"直線"または"規則性のある曲線"です

自然というのを基準に言うと

直線や規則性のある曲線て

『ウソくさい』ものだと思うんですよ

ウソくさいから良いとか悪いではなくあくまで自然を基準にした場合の話ですね

そして多くの人は

そのウソくささに人工的な冷たさを感じる


そう思う訳です



ちなみに

僕の本業は音楽関連の仕事になるんですが音楽でも同じことが言えると思うんです

例えば「歌」。

歌の中で綺麗なしかし完璧ではない曲線(メロディ)を表現できるシンガーはどこか人間味や温かみがあり人の心に届く歌になるんです

逆に歌の基礎力やテクニックがあっても曲線の美しくないシンガーの歌は心に届くことなく終わってしまうんです

「この人歌うまいね」

という印象だけが残るんですよね


では綺麗な美しい曲線を表現できなければ歌としてはダメなのか

と言ったらそういう訳ではないですよ

直線的な歌や規則性のある曲線的な歌も温度は冷たくともノリと言ったグルーブ感を表現するためには最適だったりもするんですよね

例えばボーカロイドなんかはいい例だと思います

人工的な歌で涙を流してもらうのはちょっと難しいですが

テンション上げたりするには十分いい歌ですよね


という様に

作品をつくることにおいて

自然には自然の良さ人工には人工の良さがあると思うんです



話が大分ずれてしまいましたが

最後に

対比(コントラスト)とは⁉︎

ここで言う対比とは

共存できるかどうか

いや、仲良くできるかどうか

そんな意味で使っています


どういうことかと言うと

僕ら日本人は人工的なモノに溢れた環境で生活してますよね

そんな環境で生きる僕らが

"部屋の中に自然の流木と自然の貝殻を飾っている"

要は100%自然を感じる様な雑貨や家具を部屋に飾る置く

もちろんダメじゃないですよ

ただ僕は正直

『あんまり...』

って思ってしまうんです


というのは

例えば、オーストラリアのアボリジニやネイティヴアメリカンの様に自然と調和した生活をしている人たちが

100%自然を感じる様な雑貨や家具を置くのはなんと言うかリアルですよね


だけど

僕ら日本人の様に人工的なモノに囲まれて生活している人たちが、自然過ぎるテイストのモノを飾る置くをすると

そこに違和感が生まれると思うんです

要は浮いちゃうってことですね


Too Much は空間を壊してしまう

そんな気がしてならないんです

空間と仲良くするためには

それぞれの生活や環境にあった

適度なバランスが必要だと思うんです




結論、僕が作品として表現したい

「自然の温かみと人工的な冷たさの対比」とは


不規則な曲線をもつ自然素材(流木)と人工的な直線や規則性のある曲線をもつ人工素材(スチール)を仲良く共存させて自然を感じるモノ且つ都会的な生活に馴染むモノ


ということなんです

自然と人工の絶妙なバランスの追求ですね


そして

更にまとめると

『流木と鉄ってなんか合うじゃん』

って感じです(笑)



なんだか簡単なことを難しく書いてしまいました

長々とすみません!ではまた!