第七回SNSアートコンテスト結果・総評
応募期間:5月29日~6月18日
応募総数(投稿数):250
結 果
▼玉城ティナ 賞▼
UCAさん
––––ゲスト審査員・玉城ティナさん
無表情な顔のアップで語られるものが、映画のテーマと合っているなと思いました。瞳の中に映るボブの女の子が、ミトなのか、ミホなのか、他の女の子なのか。人形感もあり、生々しい感じもあり、不気味な奥行きを感じました。色合いもミトのインナーカラーとの統一感があり、美しいです。
▼宮崎大祐 賞▼
mikiさん
––––ゲスト審査員・宮崎大祐さん
単純なデザインや色彩感覚はもちろん、月に代わってお仕置きされそうなサンプリングセンスが素晴らしいと思いました。『#ミトヤマネ』は世界中の人々がミトヤマネをサンプリングしていく話なので。そしてなによりもこのバンドエイド!作品の主題を散りばめたこのエッジーでカラフルなバンドエイドに気づいたときはそのユーモアとセンスに脱帽でした。
▼gata 賞▼
変幻自在さん
––––審査員・gata
私自身このコンテストに出会えて本当に良かったと感じていて、今回審査員としてまたWEGO放課後アート部さんの活動に携わることができて光栄に思っております。。
日々皆さんから投稿される「#ミトヤマネ」、見ていて本当に楽しくたくさんの刺激をいただきました。
受賞作品はTシャツになるという前提があり最初はそういう視点で皆さんの作成を拝見させていただいていたのですが、その基準にこだわり過ぎると純粋に作品単体としての評価ができないのでは?っと感じはじめ、途中で視点を変え「この絵をキャンバスにして壁に飾ったら」という視点で皆さんの作品を拝見させていただきました。
本当に魅力的な作品ばかりで選出にはとても苦労し致しました。
その中でインパクトがありコンテストテーマへのアプローチが特にユニークだった変幻自在さんの作品を今回は選ばせていただきました。
また今回は惜しくも受賞を逃されましたが私が本当に最後まで悩んだクリエーターさんの作品です。↓
▼might 賞▼
東京上空さん
––––審査員・might
この作品を選んだ理由としましては、公園とか、屋上とか、安全のために張ってある柵をモチーフに、危うく儚げな少女と組み合わされた構図、そして「内側か外側か」というタイトル、物語が詰まった広がりのある作品にハートを鷲掴みにされ、東京上空(@tokyo_joku)さんの作品を選ばせていただきました!すごく好きです。
ほかに、応募者様の作品、全て見させていただいて、どれもパワーがあって素敵だったのですが、オハナさんの作品とMMK“さんの作品が特に印象に残っていて迷いました。
オハナさんの作品は、ポタッと落ちたクレープの描写と可愛いハイヒールや女の子との対比が強くて、”可愛い“だけじゃない感じが印象的でした。
MMK”さんの作品は、ネオンな光と強い光が当たった時の影の表現が可愛くもありながら、制御できないSNSの不安な感じを出していて印象的でした。
応募者様それぞれの考える物語や主張が伝わってくる作品ばかりで、イラストレーションの力や魅力に改めて気付かせていただきました。
私も、楽しく表現し続けていきたいと思います。
オハナさん作品↓
MMK"さん作品↓
▼夏目らん 賞▼
bubiさん
––––審査員・夏目らん
こちらの作品を選んだのは。漆黒といった印象の黒が私の心を掴んで離しませんでした。
全体的にラフなタッチで、どこか懐かしさを感じる瞳と、ダークファンタジーを感じさせ世界観がマッチしていて見れば見るほど魅了されていきました。
目のキラキラしかり、虹彩にもこだわりを感じてとても素敵だと思いました。
また、金井昌未さんの目元を写さないアンニュイさに惹かれました。
切り絵で出来ているということで、実物も見てみたいなと思いました。
▼WEGO放課後アート部 賞▼
4949さん
––––部員・WEGOスタッフ
誰のためにやっているのか、自分のためなのか。人のためなのか。正気なのか狂気なのか。現実なのか夢なのか。
それらを強い色味で描かれていてとても印象的で心を打たれました。
オリジナルのロゴがネオンカラーでとてもオシャレですし、Tシャツにしたときに相性も良さそうなので4949様の作品にしました!!
▼米原康正 賞▼
Kage Arahataさん
––––顧問・米原康正
絵のタッチの力強さにSNSという存在を薬にするのか毒にするのか、を決めるのは自分自身なんだ、というSNS時代を生きるという主人公の覚悟を見ました。
サイコーです。
総 評
––––顧問・米原康正
僕の審査基準はいかに自分の個性を絵で表現できてるかってこと。
人を描きたい、とはその人の何を描きたいのか? ととです。
表面的な美しさでもいいし、内面的な性質でもいい。でもそれを理解するためには人というものをきちんと理解しなきゃいけない。
人というものに興味を持ってないと理解はできません。
絵とは自分の解釈を表現するための方法なのです。
今回のコンテスト、難しいお題にも関わらずたくさんの応募がありました。
人それぞれの解釈があって、人の数だけミトヤマネがいました。
みんなが自分の考えるSNSというものを表現してくれて、審査も楽しむことができました。
応募の分だけ新解釈の「#ミトヤマネ」見た気持ちです。
受賞者の皆様、改めておめでとうございます!
他にもたくさんの素敵な作品がありました。
ご応募いただいた皆様、ありがとうございました!
告 知
今回のコンテストの展覧会が開催決定!
日時:8月31日(木)~9月3日(日)
場所:WEGO1.3.5...原宿竹下通り店
受賞者様の作品展示と今回の受賞作品をTシャツにして受注販売いたします。
ぜひお越しください!