内臓のはなし by Michelangero Chiecchi 「腎臓」
2011.2.23(水)東京にある、キネクラブジャパンにて、講演会がありました。講師は、イタリアのミラノに本部を置く、キネクラブの創始者であるミケランジェロ・キエッキ先生です。今回は、五回シリーズで、東洋医学的見地にたった、私たち人間の身体の機能と相互関係のおはなし。毎回、「肝臓、胆のう」「心臓、小腸」「胃、膵臓、脾臓」「肺、腸」について講演をおこない、今回は、最後の臓器「腎臓、膀胱」がテーマでした。
リフレクソロジールームmama-kitchen
古代の人々は、生命や、自然の営みを5つの元素からなると考えていたようです。ギリシャ哲学、スーフィズム、インドのアーユルヴェーダ、東洋哲学など、源流は同じでしたが、時を経て、それぞれ簡素化されたりして、現在に至りました。システムオブナチュラルヘルスにおいては、常に、歴史は源流にさかのぼって、その背景を検証します。私たちが、四つと思っている季節も、5つと考えます。春、夏、秋、冬、そして、季節の変わり目です。そして、それぞれの季節からエネルギーをもらう主な臓器が、春は、肝臓、胆のう夏は、心臓、小腸変わり目は、胃、膵臓、脾臓秋は、肺、大腸冬は、腎臓、膀胱となっています。
この相関図は、漢方のお店から、お借りしました。臓器の絵が入っていて、良いですね!ちょっと補足させていただきますが、相生は、エネルギーを与える循環の関係。相剋は、コントロールする相反する関係です。どちらかがマキシムとすると、反対は、ミニマムになります。漢方医学では、病気は、五臓六腑のアンバランスからうまれる。としていますが、この概念も、西洋医学と同じです。病気というのは、アンバランスで、根本的に悪ととらえています。自然の流れとして、病気をとらえると、じつは、病気はバランスをとろうとして起こる、自然治癒力の表現であることがわかります。システムオブナチュラルヘルスでは、病気とは、身体のヒーリングプロセスと、捉えます。身体が過去の過ちを取り除こうとして起こす、積極的な、そして、自然な再更生プロセスです。 ママキッチン