犬を飼っていない人への配慮を
犬を飼うと、愛犬が犬好きを引き寄せ、自分の周囲に自然と犬の知り合いが
集まるようになり、自分の周りの人は犬好きな人が多くなります。
だから人類みな犬が好きだと思いがちですが、
世の中には犬が苦手な人、犬が嫌いな人もたくさんいるということを
忘れてはいけません。
犬が苦手な人の中には、小さい頃に犬に咬まれた・追いかけられたなどの
怖い経験をしたことがある人もいます。
本当は犬が好きだけど犬アレルギーで犬に近寄れない場合もあります。
犬を含めた動物全般が苦手な人もいます。
赤ん坊、子供が嫌いな人がいるように、犬が嫌いという人もいます。
そして悲しいことは、愛犬家のマナーの悪さ(自覚なし)が原因で
犬を嫌いになってしまった人もいるということです。
例えば、オシッコを毎回家の壁にされるとか、
道路にいつもうんちが転がったままになっている、
その家を通るたびにやかましく吠えられる、
犬の毛がベランダから飛んでくる、
などの迷惑行為が積み重なれば犬を嫌いになってもおかしくないですよね?
他にも公園などで愛犬家が犬にリードをつけずに
自由に遊ばせている姿を目撃します。
犬は楽しそうですが、犬が苦手な人にとっては恐怖でしかないと思います。
飼い主側としては、うちの子はボール投げに夢中で
他の人のところに行かないから気にしなくて大丈夫
と思われているかもしれませんが、そんなことは犬が怖い人には分かりません。
(そして、その過信がトラブルを起こしているのも事実です)
リードがついていないというだけで不安だし怖くてしかたがないのです。
だからといって立ち去るのも・・・。みんなの場所なのに
なぜ追い出されなければならないのかと思うと悲しくなるし、憤りも感じます。
それが積み重なれば、犬が苦手から嫌いに変わってもおかしくないと想像できます。
そして、これらのことは飼い主が相手のことを思いやって行動すれば
防げることなのです。
私も昔は、自分が楽しければいい、という無知で
周りの人への思いやりを持っていない飼主でしたが、
犬が苦手な人もいるんだということを知るようになり考え方が変わりました。
この行動は犬が苦手な人や犬を飼っていない人に不快にさせていないだろうか?
と考えて行動するようになりました。
まず自分がされたくないことはしないようにしようと思って行動しています。
(それでも、自分の尺度でしか物事を測れないから間違っている行動もしている
かもしれませんが・・・)
誰にも失敗はあります。しかし、気づいた時から人間は変われるのです!(たぶん)
まずは、気づいた人からいいマナーを実践し、その行動を続けていきましょう。
いいマナーの人が増え、それを手本に犬を飼い始めた人もマナーを意識してくれる
ようになれば、いい連鎖が生まれるかもしれないと期待しています。