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楽助

犬の体質によって危険な食材

2018.08.09 12:05

犬の体質により与えると体調を崩してしまう食べ物があります。

食べても全然平気な犬と、軽度~重度な症状までさまざまな反応があります。

心配なら避けるか、少量与えて様子を見てください。

それより心配なのは、食べ物アレルギーで反応してしまう場合です。

食べ物アレルギーの場合、どんな食材にでも反応する可能性があります。

初めて与える食べ物は少量から与えて、1~2日ぐらい

アレルギーが出ないか確認することをお勧めします。



<牛乳>

牛乳には乳糖が含まれており、乳糖を分解できない犬は下痢になりやすいです。

犬用のミルクや、ヤギミルクは乳糖が含まれていませんので、与えても大丈夫です。


<ぶどう>

どのような成分をどれだけ摂取したら犬に害を起こすのかは解明されていませんが、

平気な犬もいれば、犬によっては急性腎不全を起こすことがあります。

元気の消失、嘔吐、水を多飲する、尿がよく出る、または出ない、

腎臓の痛みで背が丸くなるなどの症状があらわれます。


<ナッツ類>

ぶどうと同様まだ解明されていない部分が多いのですが、

たくさん食べても平気な犬もいれば、少量でも中毒症状が出る犬もいます。

特にマカダミアナッツが要注意です。

嘔吐、下痢、重度の場合は腎不全を起こし

そのまま死亡してしまったケースもあるそうです。


<アボカド>

アボカドに含まれるペルシンが嘔吐、下痢、呼吸困難などの

中毒症状を起こすと言われています。

動物により致死量は異なりどれぐらいで危険かはまだ解っていないようです。

一方で、ベルシンはウサギ、鳥、馬などには危険だが、

犬や猫には害はないという説もあります。

他にも、アボカドはたくさん品種があり、

品種によりベルシンの量がちがうという説もあります。

物理的な理由では、種を丸飲みして詰まることが危険だともいわれています。

たった一口でも反応してしまう犬もいれば、

手作りごはんとして食べて元気でいる犬もいるので

個体差によってかなり反応が分かれるようです。



アボカドが食物アレルギーで反応する場合もあります。

症状は、口腔内の腫れや痛み、喉の腫れによる呼吸困難や、唇の腫れや顔の浮腫、

じんましんや腹痛、胃痛など出る症状や度合いには個体差があります。

アボカドでアレルギー反応が出た場合は、ラテックスフルーツ症候群である可能性が高く、

他の関連するフルーツもアレルギー反応が出る可能性があるので気をつけた方がいいかもしれません。

(ラテックスフルーツ症候群、ラテックスアレルギーとは、ラテックス(天然ゴム)成分がアレルゲンとなるアレルギーです。

ラテックスフルーツ症候群とは、ラテックスにアレルギー反応を起こしてしまう犬が、

特定の果物(野菜)にもアレルギー反応を起こしてしまうことです。

特定の果物(野菜)がラテックスの分子構造が似ているため、ラテックスと同じようにアレルギー反応が起きると考えられています。

アボカド、キウイ、バナナ、栗、イチジク、メロン、桃、トマトなど。

他にも例えばトマトで反応した場合、同じナス科のジャガイモでもアレルギーを起こす可能性があります。)



[中毒などの問題はないが、のちのち肥満や体調を崩す元になるもの]


<人用の食パン、菓子パン>

菓子パンはもちろん糖分も多く与えてはいけないと思われますが、

食パンなどあっさりしている物でも意外に塩分が多く含まれているため与えない方がいいです。

犬用のパンも販売されているので、犬用を与えるようにしてください。


<人用の煮干しなどの小魚>

これも塩分が多いためです。一度湯通しして与えるか、人用でも無塩の商品を選ぶのがいいと思います。

犬用の煮干しは、真水で塩分を取り除いています。


<人用のヨーグルト>

与える場合は、砂糖の入っていないプレーンヨーグルトにしましょう。


<人用のチーズ>

これも人用のチーズを与えるなら低脂肪のチーズにしましょう。



まとめ

適度な量は、犬とのコミュニケーションにもなります。

与え過ぎると体にいい食べ物でも害になります。

初めて与える食べ物は

念のため1~2日犬の様子を観察することをお勧めします。