FROM桑名石取祭『NINL』vol.18 「祭のあと(本編前の一服編)」
本楽から一夜明けました。
あちこちに祭りの気配、名残、余韻が残っています。
外に出てみると、
道路には祭車がつけた轍がくっきりと。
この轍を見るのが 「一番嫌や」 というのは、本連載で異彩を放つ石キチ博士です。
見上げる空も、あのモールがある限りセピア色に見えているかもしれません。
(イメージです(笑))
私も少なからず “モノガナシサ” というか虚脱感のようなものはあります。
そんな状態のことを 「石取りロス」 というらしく【トチペディア】では以下のように解説しています。
引用します。
<石取りロス(石ロス)>
石取祭の魔力の一つであり、
このハレの日のために、残りの362日の日常生活を送った者が、祭りが終わった後、強い喪失感とともに生きる気力が減退してしまう、という精神疾患のことをいう。
別名:石キチ燃え尽き症候群。
症状・後遺症としては、幻聴(鐘や太鼓の空耳)や昼夜逆転、仕事が手につかないなどの就業意欲減退、といった日常生活への順応性困難が生じる。
また、この症状は外的に表れやすく、患者には以下のような特徴が見られる。
(外的特徴例Ⅰ)
目がイッテいます。[全身怠悲]といいます。
(外的特徴例Ⅱ)
これも完全にイッテいます。[放心仰臥]です。
(外的特徴例Ⅲ)
完全な虚脱です。[脱力放題]ですね。
(外的特徴例Ⅳ)
不可解な挙動、一般的には[虚空夢想]ですが、これは非常に稀なケースで[Y字吊込]といいます。
(外的特徴例Ⅴ)
これは重症です。[忘我頭打]といいます。
このような場合は直ちに診療が必要ですが、治療方法は確立されておらず、対処療法としては無理矢理仕事に送りだして現実に引き戻すしか手立てはない、といわれている。
まれに、次の年に向けて強い意欲を見せ、現実生活を短期間で立て直す者も存在するので個体による差が大きい疾患といえる。
ちなみに、深酒による二日酔いや、事故や、怪我や、記憶喪失や、恥ずかしい記憶や、、、は、この疾患の後遺症では無いので診断の見極めは重要だ。
この疾患カテゴリーの最重症症例は石キチ博士であるが、彼を長年にわたり追跡調査した報告書によると、氏の場合、このロスから回復すること無く翌年の叩き出しを迎えるのだという。
積年の重層化スパイラルにあり、改善の余地・回復の見込みなし、と報告されている。
氏のみならず、石取りロスは家族全員に罹患している場合も多く、かつては遺伝病の疑いも持たれていた。
一般には女性の方が回復が早いため、同じく石キチの配偶者のピアサポートを受けて、氏がどのように社会復帰を果たすかの臨床研究も行われ始めている。
石取りロスに対するピアサポートの取り組みは、未だ研究発表されておらず、関係者間では強い関心が持たれている。
(出典:トチペディア)
石取りロス、“いい歳して、、” な大人ほど陥りやすいかもしれないですね(笑)。
自分も含め、ここは笑い飛ばして “アホか!(笑)” といっておこう。
ロスも吹き飛んでくれるかもしれない。
石キチ博士、早い回復をお祈りします。【トチペディア】とともに!(笑)
トチペディア:山崎俊枝
(引用者:堀田大介)