29 まさかのフラッシュバック
2018.08.10 07:36
退院して、私は身内に葬儀が続きます。
重なる時は本当に重なります。
そして、今日は、たくさん可愛がってもらった叔父の葬儀です。
葬儀参列…。
病気になってから私は、今までとは少し違う気持ちで参列しています。
元気だった故人の遺影。
泣きはらして、ぼう然としている故人の家族。
動かない故人との対面。
お別れの花をしきつめられている様子。
自分に置き換えた記憶が戻ってきて、
胸が苦しくて、はりさけそうです。
発作のような息苦しさになり、倒れてしまいそうです。
お別れのクラクションが鳴り響きます。
もう二度と会えない……。
数時間後、壺に入って帰って来られました。
はかなすぎる…。
私は震えが止まりませんでした。
あー、私、まだ怖いんだー。
何かを思い出しました。
フラッシュバック?
…実は私、3ヶ月前、ここまでを自分でシュミレーションしています。
自分のお葬式なんて…考えたらいけないと思いましたが。
残された家族のために、お金がどれくらいかかるとか、念の為、色々考えました。
なるほど、今日は、体調が優れません。
頭の傷口が痛く、吐きそうです。
あーあ。
一進一退です。
この厳しい気持ちも、ちゃんと受け止めます。
あんまり苦しいので、天井を見上げて、深呼吸しました。
ぼう然です…。
退院後、いろんな知人、友人に会って話す機会がありますが、
「私の友達は、くも膜下出血で40で亡くなりました」とか
「私の家族も、くも膜下出血で亡くなりました」とか、聞く機会が増えました。
「よく戻ってきてくれたね、ありがと」
と言われます。
あらためて、感謝しています。
楽しいことを考えます。
また、日薬日薬。
心の痛みに負けルナ私。