シティーガール蓬を摘む◎ヨモギ蒸留の旅
Aroma Journey 国内編
ヨモギ蒸留の旅を綴っています。
前回までのお話は、こちら。
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水源の神様へのご挨拶のあとは、
旅の目的である、ヨモギの蒸留！
まずは、ヨモギを採るところから！
ですが、
「蓬ってどれですか？（真顔）」と聞く所から（笑）
えぇ、私はシティーガール！
蓬なんて摘んだことないもの。
生徒さんの中には、
「山で遊んでたんで、よく摘んでいた！」
という方や、農業とかやってみたいという方もいて、
ワイルドさは其々だなぁ〜と。
生徒さんは、割とみんなワイルドで、
多分、私が一番、非ワイルド。
町育ち、虫が苦手！
手が汚れるの苦手です。
服や靴が汚れるの嫌だし。
山って、苦手だわ〜と思ってた。
そんな私がですよ？
山に行き、野草を摘む。
ほんの数年前までは、絶対になかった。
自然の中に身をおくことがあっても、
草を摘むとかはないタイプでした。
葉っぱの後に虫ついてたら嫌やんかー
茎のところに、虫が隠れてたら嫌やんかー
足元に虫いたら、怖いやんかー
草の汁で、痒くなったら嫌やんかー
私はそういうレベルの女だったんですよ。
実際。
それがどうしたんでしょうね？
山ん中でヨモギ摘んでます〜（笑）
しかも、喜んで。
なんなら、張り切って！
いつから変わったんでしょうね。
自分でも不思議で仕方ない。
けれど、明らかに、自然に対する感覚が変わったのは、
２度目のマウイ島へ行った時だと思う。
山へも、川へも、海へも行き、
苦手だと思っていたことをやってみたら、
それはそれはとても気持ちがよかった。
また、その時に出会った
植物を愛する人達や、自然への敬意の払い方をみて、
「あぁ、そうよね。」と腑に落ちるものがあった。
あの時、自分の中に撒かれた種は、根を張り、
自然との繋がりや繋がりに対する意識を変え始めた。
これまでも、自然や宇宙と繋がるということはしていたけれど、
アロマジャーニーを続ける毎に、
その実のところが、太く、鮮明に、身近になって来ている感覚がある。
エッセンシャルオイルは香りの言葉を持っている。
命の叡智を伝えてくれる。
そのエッセンシャルオイルの元の姿。
植物そのもの。
命がそこにある。
その命を蒸留のためにいただく。
蒸留して、その命を
生命エネルギーの宿る液体にして取り出す。
アルケミーは、本当に神秘的だと思う。
命が姿を変える、それを見に、体験しに、
蒸留しにきた。
蒸留の旅は、ヨモギの命の力を取り出す体験の旅。
「蒸留のために蓬を頂戴しますね。ありがとうございます。」
と山とヨモギ達にご挨拶し、ヨモギを摘む。
その時には、
虫が怖いとか、そういう感覚は
別のところに消えて行き、
植物１つ１つも人格を持っている命だと感じて、
大切に触れたくなる。
命をいただいて、この私が成り立っているのよね。
食べ物も、アロマも。
全部、命。
と、綺麗なことを書きつつ、
やっぱ虫いないかは、しっかりチェックしてから、
ありがたく摘む、ちゃっかりさはある。笑
適応していくことが大切（笑）
阿蘇に移住して、自然と共にある暮らしをされているゆうかさんや
自然と共に生きているベテランたちが植物を積んでる姿は、
会話をされているようで、美しいな、と思った。
虫をビビってないって美しい！
山とか、畑なれしてる人たちのヨモギを摘むスピードの速さを横に、
自然ビギナーは、モタモタと周りを見渡し、
「あ。ブルーベリーなってる♡一粒頂戴しよ♡」
とマイペースにヨモギ摘み。
蒸留するには、若いヨモギよりもしっかりしてるものの方が良いらしい。
ヨモギ餅とかは、柔らかい葉っぱの方が良さそうな感じする。
（知らんけど。）
真っ昼間、太陽の下でヨモギを摘む。
多分、サングラスより帽子やタオルが正解！
「採ったよ〜」と、よもぎを掴んで見せて、
道に落とす。
あぁ、大事なヨモギが。。
しっかり拾って、再びドヤ顔♡
さぁ、摘んだヨモギで蒸留しましょう♡
（続く）