安藤令子JAZZ PIANO教室(大分市)

ピアノを弾くと脳のはたらきが良くなる③

2018.08.10 08:34

先日NHKヘウレーカでの放送で、興味深い内容がありました。第3弾です。


通常ピアノは、右手と左手が全く違う動きをします。大変細かい動きです。

他の動作では、なかなかピアノほど、指先一本一本を別々に使う動きはあまりないと思います。


右手は左脳、左手は右脳を使って動かします。両手でピアノを弾くと、左右の脳の司令が混線します。

そして脳のほぼ真ん中にある「脳梁」を通して司令を出す?そうで、その司令が脳梁から漏れてしまい、手の動きが、どちらかに、つられるらしい、、そのようなお話でした。そうなんだ!

でも、ピアノを練習するにつれ、脳梁が大きくなるそうです!!

脳梁が太いと、情報処理能力が上がるので、両手で違うことを弾いても、司令が混線せずに、演奏ができるそうです。

そして、小さい時からトレーニングすると、脳梁は太くなる、11歳頃まで太くなるそうです。

でも、大人、それから高齢者になっても、ピアノ演奏で、脳梁が太くなることが、最近の研究でわかったそうです!!

大人になっても、脳には、伸びしろが残っていて、環境などに応じて、変わることができるそうです。


そうです!!

大人からでも、新しいことに挑戦し続けることで、脳は、変化し、色々なことに、一生涯楽しめるようになるのです。


大人の皆様、今からでも遅くはありません。ぜひ、ピアノを始めてみませんか?好きな曲で、楽しく、脳を活性化させましょう❗️


最後に…

ピアノの難点は、練習をしないダメである、ということですね。

番組最後は、究極的には、そんなに練習をしないでも良い世の中になると良い…え?どういうことでしょうか?

感性を豊かにする時間が、楽器演奏者には、もっと必要であるが、練習時間が、そのことを奪ってしまっている。

素敵なイメージがあっても、手が動かないからピアノをやらない、ではなく、そこをとっぱらえば、新たな表現が生まれるのではないか?今まで、聴いたことのない音楽表現を聴けるようになる時代が来ると良い。

音楽は、正解がないジャンルなので、もっと多様化し、ピアノを弾く人の表現が自由になって良いのでは?

という内容でしめくくりでした。


確かに、ピアノは練習しないと上手にはならない、ということは、周知の通りなんですが、でもその一方で、ピアノ演奏も、アート、と考えれば、ただ機会的に指を動かすだけだと、楽しくないし、音楽の世界は、広がらないですよね。

心、発想、感性、大事ですね。

自然に触れたり、本を読んだり、美術館に行ったり、映画を見たり、ナドナド、インプットの時間は、重要です。そこから、新しいピアノの表現のアイデアが生まれて来るわけですね。


私の教室でも、生徒さんが自分の感性と向き合う環境を作る手助けをしたい、と今回考えさせられました。

練習以外の根っこのところで、ピアノというアートを楽しめるようになっていただきたいし、私自身が感性を磨く時間を大切にしなくては!!と強く思いました。ともすれば、日々の雑用や忙しさに、忘れがちになってしまいます。


ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました😊