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むくみよ、さらば!リンパレッツ

キャンサーギフトの呪縛を解く!

2023.08.20 11:52

一気読みしました。

私も機会あるごとに「治療終了後社会復帰のプロセスが辛い」

と言い続けてきましたが、発信力のなさか医療者からの反応はほぼ0
奈良の学会でも、英語会場と日本会場を行き来して、治療後の

サポートの充実度で格差を感じていたけれど、周囲に違和感は伝わらず


そんななか、サバイバーの「もやもや」を明確にことばにしてくれた

書物を知り、一気読み!

これを読むと、サバイブしたけれど、人生設計が一変し、負のスパイラル

からなかなか抜け出せず、「キャンサーギフト」ということばを周囲から

押し付けられて(このことば、罹患経験のない他人から言われたくない)

苦しんでいた方は、もやもやがスッキリすると思います。

注;がんサバイバーは、恩知らずではないし、キャンサーギフトの
存在も否定しません。しかし提供されるサポートには、サバイバーのニーズと
ズレもまだまだ感じられます。
また、がん罹患後人生観を変えて、キャンサーギフトを受け取るには多くの
血と汗と涙を流しています。

多くの罹患者は、サポートにも感謝し、ギフトも感じているから、それを
言い出せないのです。

ケアギバーは本書を手にとって、サバイバーが治療を終えてから自分の
人生を取り戻すまでの七転八倒の様子を追体験して下さい。
それが、よりよきがん患者サポートにつながる筈だから・・・