日々の暮らしと防災
毎年9月1日は防災の日。今年もこの季節がやってきました。日々の暮らしの中での防災、皆さんはどのように意識されていますか?こんにちは、source storeのMです。
日本では、地震や津波、火山噴火、台風や大雨などの気象災害、土砂崩れや雪崩などの地形災害などがあります。ニュースなどを見たときには意識が高まるものの、実際の経験がないとついおろそかになりがちに・・・。起きて欲しくない災害ですが、被害を最小限に抑えられるように対策だけはしておきたいものです。
まずは自分の住んでいる地域で起こりうる災害を知る
それぞれの災害には、発生する原因やメカニズム、予測や警戒方法、被害の状況や対策などが異なります。それらを理解することで、自分や家族、友人などの命を守るために何をすべきか必要な対策を考えることができます。インターネットや書籍などの情報源を活用して、防災について学んだり考えたりしておきたいですね。
国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」は身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。ぜひご自分のお住まいの地域の災害リスクを理解しておくことをおすすめします。
※国土交通省が運営する『ハザードマップポータルサイト 』はこちらから
安全であるはずの家の中を点検!
大地震が起きた時は「家具は必ず倒れるもの」と考えて対策をしておく必要があります。震災を経験した友人は寝ている頭上をチェストが飛んだと表現していました。決して軽いものではない収納家具を自然の力だけで動かしてしまうパワーに驚きます。
家具が転倒しないように壁に固定しておく、寝室や子ども部屋にはできるだけ倒れやすい家具を置かず、なるべく背の低い家具を選び部屋の重心を下げる、倒れた家具で出入り口を塞がないように考慮しておくなど、家具のレイアウト変更や転倒防止対策といった、生活動線に合わせた基本的な安全対策が有効です。
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■寝室
寝室内の防災対策に加えて、寝室からの「安全な動線」の確保も重要です。停電のことも考えて手巻き式のラジオ付き懐中電灯などが必須となります。視力の悪い私は、普段はコンタクトでも寝室では手に取れる位置に眼鏡を置いています。
また地震時にはガラスや収納物などが飛散している場合が多く、部屋の中でもケガをする危険性が高まります。ベッド下や、チェストタイプのサイドテーブル下など、さっと取り出せる場所に靴やルームシューズを準備して置くことをおすすめします。睡眠時は特に無防備になっています。慌てないように心がけておきたいですね。
※身近な必需品を備えるのに便利なベッドサイド周りに最適な家具はこちら⇒ナイトテーブル,サイドテーブル
■キッチン
キッチンには包丁やはさみなどの刃物類に加えて、瓶・ガラス・陶器といった割れ物がいっぱい。これらが散乱すると、とても危険なうえ、片付けにも大変な時間がかかります。
そのため、できる限りキッチン収納や食器棚の中にしまうのがベストです。収納するときは、瓶、缶、ボトル類などの重いモノは「足元収納」にすると良いですね。食器の滑り出しを防ぐシートには防虫効果や抗菌などの効果があるものもあり、日常的に便利に使えます。その他や耐震ラッチなど、普段の生活にも役立つグッズを活用することも、無理なく防災を続ける秘訣となります。
備蓄にはローリングストックの活用を!
梅雨時期から最近の台風による影響など、季節柄水害のリスクも高まっています。避難の際、水平避難が望ましいとされていますが、浸水などによりその行為そのものが危険な場合は、無理せず垂直避難で安全を確保するといったことも重要とされています。その場合、自宅や居住建物の上階に上がることとなるため、救助までの数日間は備蓄品が頼りとなります。
実際、食料・飲料・生活用品などを備蓄しておくことはなかなか難しいものです。何がどれくらいあるのか、賞味期限がいつまでなのか、把握しておかないと、いざというときに役に立たなかったりするからです。
そんな時、習慣づけると良いとされている『ローリングストック』。防災用に特別なものを用意するのではなく、普段利用している食品類や生活必需品を少し多めに準備しておき、消費しながら無駄なく買い足していく防災習慣のこと。備蓄に適した食品の選び方、ローリングストックによる日頃の活用方法、災害時に役立つ簡単レシピなどの実践的な内容を取りまとめた農林水産省の『災害時に備えた食品ストックガイド』もおすすめです。
最近では「ローリングストックのサブスク(定期便)」も多数あり、日頃から防災の意識を高めてくれる便利なシステムです。ライフラインがストップした場合を想定して、ガスコンロや紙のお皿やコップ、ラップ、お箸なども用意しておきたい備品です。
※農林水産省『災害時に備えた食品ストックガイド』はこちらから
※視認性の高い収納棚はフードストッカーとしておすすめです⇒ローシェルフ 077 TOCCO
日常を工夫する!
普段の生活に取り入れられる、ちょっとした工夫もいざというとき役立ちます。
防災用品やハザードマップは、もしもの際にさっと取り出せるよう独立収納がおすすめです。普段使わないものだけに、どうしても目につかない奥にしまわれがちですが、ベンチ下や階段下のデッドスペースにカゴなどを設置して置いておくのも良いかもしれません。
日頃からお風呂に水を張っておく、ポリタンクに水を保存しておく、冷凍庫は常に冷凍食材や水を保管しておくことで、断水や停電時に対応できます。
普段はリビングでインテリアの一部として何気なく使っているクッションも、地震の時など、いざという時に頭上をカバーするのに役立ちます。
またペットを飼われている方は、普段からケージに慣らしておく、人や他の動物を怖がらないなどの、しつけも大切になります。保護されたときに身元が分かるように、迷子札を付けておくのも必要ですね。
毎日の暮らしの中で大切なことは、ひとりひとりがしっかりとした防災意識をもって、災害時にあわてず対応できるようになることです。防災について普段から家族で話し合っておくことで、いつ起きるかわからない『もしも』にも不安にならず、穏やかに過ごすことができます。まずは「防災は家庭から」を基本に学んでみてはいかがでしょうか。防災について学ぶことで、災害に備えた知識や行動を身につけることができます。