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2018.08.11 03:35
8月11日(土)12日(日)は鹿島椎ヶ脇神社八幡神社祭典
西鹿島の屋台は安政3年(1856)三谷村仲屋敷(現・蒲郡市三谷町北区)で作られ、大正13年(1924)に(現・浜北区根堅)大門が購入、平成元年から西鹿島が曳き廻しています。
三谷では海中渡御に使われ、幾度と改造を経ていますが、江戸時代建造の貴重な屋台です。
北鹿島の舟形屋台も珍しいですね。
二俣郷社椎河脇神社神輿渡御は歴史が古く、かつては真夜中十二時に二尺玉の奉納煙火が連発で打ち上げられる中、舟屋台に載せた神輿が天龍河を渡御していました。
鹿島橋付近の椎ヶ淵には竜宮城があると云われ、そこに棲む「椎河脇大龍王」(奥山方広寺の守護神でもあります)を鎮め、天竜川が氾濫しないようにと煙火を奉納したのが「鹿島の花火」の起源と云います。
天龍河を渡御した神輿は北鹿島の御旅所に至り、昭和40年代までは柳田國男いうところの「日本の祭りの原点」である「御夜籠り」が行なわれ、北鹿島住民は御旅所に泊まり込んで神と一夜を共にしていました。
椎ヶ脇神社と北鹿島御旅所
竜宮城、奉納煙火(鹿島の花火)、御夜籠り、江戸時代建造の屋台…文化的にも民俗学的にも非常に興味深い歴史と伝統あるお祭りです。