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「宇田川源流」【土曜日のエロ】 売女のできる「戦場の精神的サポート」

2023.08.25 22:00

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 売女のできる「戦場の精神的サポート」


お盆休みの怪談で、珍しく土曜日のエロの休みをいただいた。今週から「土曜日のエロ」を復活させようと思っている。なにしろ「エロ」のネタはほぼ毎日報道されている。似たような犯罪が多く、実際に「なぜこれだけ報道されているのに、終わらないのか」というような感じになっているのがなかなかおもしろい。昔、渡辺淳一氏のコラムで「科学は先代を継承するが、恋愛は継承しない」というものがあった。科学の分野であれば、例えば相対性理論が確立し使えるようになれば、その相対性理論があるという前提で次の物事が進むので、その理論の確立が物事の進歩になる。しかし、恋愛というのは、例えば父親が水商売の女に騙されたとする。科学であれば、このような女に騙されないようにという教訓となってその次の段階に晉のであるが、恋愛関係や性癖に関しては、そのようなことはまったくなく、子供も「似たような」タイプの女性に騙されてしまうというようなことが少なくない。進歩するどころか、もしかしたら父親よりも酷い騙され方をして後退してしまうようなこともありうる。まさに、エロ事件をどれだけ報道しても、これと同じような状況になってしまっているのではないだろうか。

さてさて、今週のニュースを少しだけ見てみよう。今週のニュースで最も忠もlくするのは、やはり甲子園で慶応高校が、昨年の優勝校である仙台育英高校を破って優勝した。なんと107年ぶりの優勝であり、その頃は甲子園球場ではなく豊中運動公園で、その後結晶に出たのは103年前に鳴尾球場ということで、甲子園球場では初めての優勝である。ついでに言えば、107年前は第二回大会であったということであるから、戦争での中止を挟んで最も長いブランクであるということになろう。

それにしても「名門校」であり、大学に行ってもそれなりの名門大学であり、そのうえ甲子園で優勝となれば、変な話就職も将来も全く心配しないでよいと異様な感じではないか。慶応高校の野球は「教えられたことをやる」のではなく「自分で考える」野球をやっていた。そのように考えれば、このような「自分で考えるということが強い」ということになれば、世の中も変わってくる。同時に「自分で考えて行う」ということは、当然に、皆が同じではなう「一つのチームで皆が違う役割を全うする」ということが重要であるということがわかるのではないか。

では、今ウクライナで戦争をしている。そのウクライナでの役割分担、一人一人ができることをするということで、こんなニュースが出ていた。

【海外発!Breaking News】「私を『売女』と呼ぶ人もいる」ウクライナで「精神的サポートストリッパー」として活動するアジア人女性

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が長期化する中、アメリカ出身の女性インフルエンサーがウクライナに赴き、自称「精神的サポートストリッパー」として兵士やボランティアの人々を支援している。「集団墓地でポルノを作りたいのか?」と非難されることもあるそうだが、彼女は戦火の中で見過ごされがちな「性」の問題に向き合っていると自負している。米リベラル系ニュースサイト『The Daily Beast』などが報じたが、テックインサイトはこの女性を直撃、その思いを聞いた。

 米テキサス州ヒューストン出身のアジア系アメリカ人、ファン・ペイ・クンさん(Fan-Pei Koung、33)は、ウクライナの兵士やボランティアを行っている人々のために、SNSサービス「OnlyFans」にて無料アカウントを立ち上げた。「OnlyFans」のプロフィールで、ファンさんは「世界中を飛び回るガールフレンドで、現在は(ウクライナの)ハルキウでボランティアをしている」と説明しており、空襲のサイレンが鳴り響く中で撮影したエロティックな動画や、露出度の高い衣装でロケット砲を持った写真などを公開している。多くの投稿で、ファンさんは迷彩服を着用しており、戦争を意識して撮影していることがうかがえる。

 Instagramで約5.3万人のフォロワーを抱えるファンさんは、もともとランジェリーモデルの写真や日常生活の様子を投稿し、インフルエンサーとして活躍していた。戦争が始まって1年が経った2023年2月、ファンさんはウクライナに移り住み、ボランティア活動をしながら首都キーウで暮らし始めた。それ以来、ファンさんはボランティアスタッフとしてドンバス東部地域に赴き、破壊された町に残る人々に水を届けたり、「英語を話す兵士の精神的サポーター」として活動するようになった。

 これらのボランティア活動を通じて、ファンさんは出会った男性たちと恋愛関係も築くこととなり、現在はウクライナのドローン操縦士、発電所作業員、そして2人のIT作業員と交際しているそうだ。ドンバスで死傷者が出た際の慰問では、ウクライナに移る前にシリアで戦っていたイギリス出身の戦闘員と出会い、関係を持つことになった。

 そんなファンさんを「集団墓地でポルノを作りたいのか?」と非難する声もあるが、ファンさんは「ウクライナで今、何が起こっているかを知り、私が知っているなかで最も誠実な(真心のこもった)方法で、つまり私の愛情で彼らをサポートしたいと思いました」とウクライナ行きを決めた最大の理由について明かした。「はじめは孤児たちがいるところで活動しました。でも、次第に前線の兵士たちに温もりを与えたり、同情(理解)したり、死に逝く兵士や負傷した兵士に安らぎを与えたいと思うようになったのです」と、その胸のうちを語る。

 そして「これまでに病院の兵士を慰問し、前線から離れられる24~48時間のあいだ、彼らをサポートしてきました」と言うファンさんは最近、自分のアパートを手に入れたそうで、負傷兵やフリーの戦場ジャーナリストを無料で受け入れているという。イギリス出身の戦闘員との思い出について「ある時、彼を抱きしめて髪を撫でていたら、『子猫になったかのような気分だ。2年間、誰かに触られたことがない』と言われました」とファンさんは語る。また「ヘロイン中毒の元海兵隊員のリハビリには1か月以上かかりました。鬱の期間もずっと食事をさせ、散歩をして、常に彼と一緒でした。ある時、彼がトイレから出てきてこう言ったんです。『ファン・ペイ、排泄ができた!』って。だから『おめでとう! 生者(生きている人間)の世界へようこそ』って言ってあげたんですよ」と振り返った。

 そんなファンさんは「ウクライナが勝利を得るまでここに留まっていたいです。その時まで、私はウクライナ人を助けていきます。この国の人はみんな酷いPTSDを抱えていますから」と、引き続き同地での支援を希望している。

 そして日本の読者に向けて「ウクライナをご支援いただきありがとうございます。皆さんの隣で、そして遠くから仕事ができて光栄です。日本の学生がウクライナのためにヒマワリ油を作ってくれたこと、そしてハルキウで市民に食料を無償提供する日本人男性に感動しました」と感謝を述べた。

 「人々は私をあざ笑うんです、だって私はウクライナにいる、単なるセクシー・アジアン・ガールでしかないですから。人々は私を『愚か』だとか、私では『戦争に勝てない』とか言い、私を『売女』と呼びます。でも、私は日本の皆さんはそうではないと思います。まだ自分の真の可能性を知らない、誰かの役に立ちたいだけの怖いもの知らずな理想主義の一人のアジアンガールの意思を、日本の皆さんは過小評価しないと知っています。私の物語はここで始まったばかりで、皆さんが私の存在と活動を知ってくださったこと、そして支援に感謝します。いつか私の冒険が、皆さんのところへ私をいざなってくれることを願っています」とメッセージを送った。

2023年8月11日 13時55分 Techinsight

https://news.livedoor.com/article/detail/24782856/

 記事自体が長いのだが、なかなか興味深い内容になっている。アメリカ出身のアジア系のインフルエンサーが、ウクライナに移住し、ボランティアを行い、その中で「精神的サポーター」としてヌードを披露したり性的なサービスを行っているという。

先に私の考えを表明しておくが、これは非常に有用でありなおかつ必要な事であり、この女性(ファン・ペイ・クンさん)の活動に、深く敬意を表し、応援する立場である。もちろんこのような活度に対して、今流行のジェンダーの立場であったり、女性の人権がどうこう言うような人々は反対するであろうし、非難をするであろう。しかし、私は「ジェンダーとか女性の人権という平時の理論を戦場に持ち込むべきではない」というように思うのである。

そもそも、非難している人は戦場の何を知っているのであろうか。私も何回か取材で、海外の戦場を回ったことがある。もちろん最前線ではないが、それでも銃弾が飛び交う中に入ったことや、今まではしていた人が一瞬の閃光の次に、皆が死体になっていた現場などに会っている。その意味では、私自身はかなり運が良かったと思っている。そのような中で「女性のぬくもり」というのは、なんと有難いことかと思う。

もっとエロい話をすれば、命の危機がある所、何か危機でストレスが高い状態にある場合は、逆に性行為は盛り上がるし、また感度もよくなるのである。当然に、「明日死ぬかもしれない」「上空をミサイルが飛んでいる」というような状況での性行為は、変な麻薬よりも良いといわれている。

そのような意味で、この女性も何かに癖になったのかもしれないが、しかし、同時にその内容に関して言えば、そのことをうまく自分なりに理解し、そして「兵士たちの役に立つ」ということで「精神的なサポート」というようなことになっていたのではないか。その意味では、「自分の生きる道」をしっかりと自分で探しているということになる。

そんなファンさんを「集団墓地でポルノを作りたいのか?」と非難する声もあるが、ファンさんは「ウクライナで今、何が起こっているかを知り、私が知っているなかで最も誠実な(真心のこもった)方法で、つまり私の愛情で彼らをサポートしたいと思いました」とウクライナ行きを決めた最大の理由について明かした。<上記より抜粋>

日本人で、現在ウクライナを語っている人々は、現地で何が行われているかを知り、また、現地の人々がどのような思いで戦っているかを知っているのであろうか。墓地でポルノをやっているのではなく、生きている人々の心を癒す自分のできることをしているということであり、インターネット上で何か語っている人々などよりも、はるかに尊いことをしているのではないか。

それに比べれば、「自分のすることもしないで政治家に対して『お前は戦わないのか』などと言ってみたり、現場も知らずにくだらない陰謀論をいい、ありもしない組織をでっちあげて悪者を正当化する」などと言うことを兵器で行っている人の方が醜悪ではないか。社会というのは、一人一人ができることをすることで、成り立っているのである。その役割を、それが性的なサービスであったとしても、理想のため位役立てるということは、まさに「職に貴賤はない」ということではないのだろうか。