箍外
箍[たが]
桶(おけ)の周りにはめる竹や金属で作った輪。
「-がはずれる」
外側から締め付けて形を維持しているものが
なくなり、それまでの秩序が失われること。
緊張を解いて羽目を外すこと。
おはようございます。
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
セレクトショップ&カフェ テマヒマ
大阪高槻で古民家再生中!
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
昨年、きしな屋さんで行われた味噌木桶の
ワークショップに参加させて頂きました。
木桶職人さんは数少なくなっていますが
その日本最年少の職人・桶光さんに教えて
頂きながらパーツに分かれた板に箍を締め
ていく作業。
箍が外れるという言葉がありますが、
その言葉で自分がイメージしていたより
外れるんです。それは飛び散るに近い感じ。
2/19はそれまで22年間働いた会社の
最終出社日でした。あれからちょうど半年。
そろそろあの日の話を書こうかな思います。
昨年11月1日、その日は会社の創立記念日。
当時厳しい経営環境にあったため、
創立記念式典の最後に希望退職制度の発表
がありました。
その対象は年末時点で45歳以上。
(12月25日に45歳になるので対象)
但しマネージャー職以上は50歳以上。
(マネージャーだったので対象外)
対象から外れて非常に残念がってる自分に
気づきました。違和感を持ちながらあと
5年間働くということのイメージが湧かず
あの瞬間、僕の箍が外れました。
前述の飛び散る感じで。
テマヒマ・ブログ、葛藤の回で書いたように
いつから起業しようと思ってたかは定かでは
ありませんが決断した日はそう11月1日です。
それからそれを上司に伝え、部下に伝え、
という経緯は、風化の回で書いた通りです。
今思い出しても辛い時間でした。。。
古巣の会社がどういう理由で45歳という
設定をしたかは分かりませんが、
「いつか始めたいって言う人はいつまでも始
めない。」(テマヒマブログ 飛翔 より)
僕に決断のきっかけを与えてくれたと思って
います。
マネージャーとしての仕事が向いてなかった
わけではなく、アウトプットはあっても仕事
でのインプットが少なくなる中、インプット
がプライベートでの民藝や発酵への傾倒に偏
り、いつしかそれを仕事にしたいと思うよう
になった、達郎の回で書いた志向性もあり起
業を考えるようになった、そのように自分自
身を整理理しています。
おそらく同年代、同様の役割の人にはどこか
共感してもらえるようなことではないでしょうか?
構想はあっても時期は決めていなかったので
浪人後バタバタ動き回ってきた様子は、
このブログやテマヒマ公式インスタで報告し
てきた通りです。
さて、テマヒマ古民家再生工事もラストスパ
ートとなってきました。
現在のところ、テマヒマのOPEN日は10月1日
にしようと考えています。
その前にプレOPENもしたいですね。
開店までにやることは山積ですが
あと約1ヶ月半頑張って参りましょう!