うつぶせ健康法
皆様はうつぶせになる時間1日の内で何分ありますか?
私はほとんど無いです。ほとんどあおむけで横になっております。
でもうつぶせは最高の健康法ってご存知でしたか?うつぶせでコリ、痛み、歪みが消えて
体がラクになるとなれば1分ぐらいやっても良いかなって思います。むしろやらないよりやった方が良いです。
なぜうつ伏せになるだけで健康になるのか?
『座りっぱなしによる体の不調に注意!』
今現在「座りっぱなし」による様々な不調が世界中で大きな問題となっています。意外に思われるかもしれませんが、日本の成人が1日に座っている時間は何と420分=7時間で、主要20カ国中、もっとも長いんです。
座りっぱなしの状態が長いと骨盤や股関節が歪み、股関節とその周辺にある筋肉が硬くなると股関節の鼠径リンパ節が詰まってしまい、様々な不調を引き起こすリスクが上がります。
しかし、うつ伏せになることで、股関節が自然と伸びるので鼠径リンパ節のつまりが取れて、リンパと血流が同時に改善されます。しかも、呼吸の質が良くなるので、下半身だけでなく、全身よくなります。
『なぜ呼吸が浅くなるのか?』
呼吸は背中にある肋骨12対に覆われた肺によって行われるわけですが、肋骨が広がることによって、スムーズに肺に空気が入ります。
しかし、加齢によって筋肉量が落ちて猫背になってしまうと、肋骨の稼働領域が狭くなってしまうため、肺に入る空気が少なくなるので、どうしても呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸が浅くなってしまうと、血液に酸素が十分に行き渡らなくなってしまい、血流が悪化して様々な不調を引き起こす原因となってしまいます。
『うつぶせで呼吸が改善!?』
しかし、うつぶせになることによって、肋骨が自然と広がるようになます。また、内臓が重力でお腹側に下がるので横隔膜が動きやすくなって、肋骨がより広がります。
空気がスムーズに流れて下の方にある肺に入ります。下にある肺は容量が大きいため、より深い呼吸ができるので、副交感神経にスイッチが入り、心身がリラックスします。
うつ伏せになるだけで、自然と自律神経が整い、リラックスできるので、寝つきと目覚めが良くなり、睡眠の質を改善することができます。
しかも、特別な呼吸法を行う必要はなく、ただうつ伏せになって1~3分過ごせばいいたけなので、無理なく習慣化することができます。寝つきが悪いときは是非お試しください。
『歩行がスムーズになる』
加齢が進むと股関節とその周辺にある筋肉が硬くなってしまうので、歩幅が小さくなって、躓きやすくなってしまうのですが、うつ伏せになることで、股関節とその周辺の筋肉が伸びやすくなって、次第に柔らかくなります
その結果、無理なく歩幅が大きくなって歩きやすくなります。他にもうつ伏せ1分には以下の健康効果が期待できます。
【うつぶせ1分の健康効果】
①猫背
②腰痛
③肩こり
④首の痛み
⑤不眠
⑥疲労
⑦冷え
⑧便秘
うつぶせ1分応用エクササイズのやり方
最後にももの裏を強化しながら前太ももを伸ばすうつぶせ1分応用エクササイズをご紹介させていただきます。
こちらのエクササイズ、うつぶせの状態で足を交互に曲げることで、足の筋肉を伸ばしながら筋肉量を少しずつ増やすことで、歩行がスムーズになります。
また、血流が良くなって代謝も良くなるので、脂肪がつきにくくなり、美脚効果も期待できます。
うつぶせ1分応用エクササイズのやり方
①まず最初にうつぶせになります。
②肩をリラックスさせ、つま先はしっかり伸ばした状態で、片方の足をかかとをお尻に近づけるようなイメージで曲げます。
(注)呼吸を止めないようにご注意ください。
③足を元の状態に戻し、もう片方の足を同じように曲げげます。
④これを30回から100回行います。
うつぶせになるだけなので、本来誰にでもできるはずなんですが、長期間にわたって姿勢が悪い状態を放置してしまうと、立った状態からうつ伏せになって、起き上がるまでの動作がスムーズに出来なくなってしまうのだとか。
また最近は、座りっぱなしの状態が長いうえにスマホやパソコンを長時間利用しているため、若い人たちの間でも姿勢が悪い人が急激に増えているので、老若男女問わず「うつぶせ1分」をおススメします。