考えながら勉強する人としない人の差について考えてみた
慶應野球部の優勝ニュースの中でもよく耳にする言葉があります。
「思考力」というやつですね。
言葉自体はもちろん昔からありました。思考する力、考える力ということです。思考力という言葉を使う文脈としてはこうです。思考力を鍛えることが大事。思考力が高いと効率的・効果的な練習ができる。
それってスポーツだけではなくて、もちろん勉強においても同じです。どういうことか、本日は例を出しながらみていきましょう。そうですね、わかりやすいように思考力高めのAさんと低めのBさんを対比させてみましょう。
例えば、国語の読解力問題の練習。同じ問題を同じ時間で解く場合。
Aさんは、問題を解くときに目標を立て時間を測り本番みたいに解きます。解き終わったあと、丸つけをして、わからないところを調べたり自身の課題を見つけたりします。そして、その課題をどうやったら修正できるか考えて次回の練習に活かすのです。
例えば、「時間がかかりすぎちゃう」という課題に対して「読む順番を変えたらどうだろう」と仮説を立てて、次の練習で実践。これを繰り返していくので、成長するスピードが早いです。
対してBさんは、なんとなく練習を始め、何か飲んだり食べたり、不明な単語は調べたりしながら問題を解きます。解き終わったあと、丸つけをして、答えがあっているかどうかだけ確認をして先へ進んでいきます。
もちろん成長速度は緩やかです。ただやっているだけ状態ですね。勉強が苦手な子の多くはこうなっていることが多いです。「なぜその勉強をやっているのか」が抜け落ちて、ただのやらされ勉強になっているんですね。
どうでしょう、同じ時間で同じ問題を利用しても、思考しているかいないかでこれだけ差がついてしまうのです。怖いですよね。
なお、後者の子に「考えろ!」と言っても、もちろんすぐには変わりません。考えることには練習が必要なのです。
その練習は勉強だけじゃなくて日々日々の生活の中でもできます。冒頭でもお伝えした通り、スポーツの中でも。
いわば、毎日鍛えられるのです。どうでしょう、思考する練習、続けていってみませんか。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
最初のうちは「考え方」を誰かに教わりながら手に入れていけるといいね。