第2回_他者の言葉を語るワークショップ
”演技する”ということの体験。
自分以外の誰かの言葉を語ることを通じて、
そこで感じる違和感とか自分じゃない感じとか
そんなことを考えてみます。
お芝居だけでなく、日常でも大切な
「私」と「誰か」の境界線を探ってみませんか。
開催概要
【日 時】9/10(日)10:00~ 対象:一般向け
9/11(月)13:00~ 対象:うえだ子どもシネマクラブのメンバー向け
【場 所】犀の角 (上田市中央2-11-20 / 0268-71-5221)
【講 師】竹中香子さん(フランス演劇教育者)
【参加費】こども500円/大人1,000円
【定 員】12名
① 9/10(日)「他者の言葉を語る 身体のスキャンダル」
2023年5月、カンヌ作品常連俳優であり、セザール女優賞を2度も獲得している俳優アデル・エネル氏が34歳という若さで俳優引退宣言をし、フランス映画界に激震が走った。彼女は、ある講演会で、「迫真の演技」といわれるような、演技を超えた「真実の感情」を求めることの危険性について言及しました。「ハラスメントを引き起こしやすくしている、演技形態が存在するのではないか?」
アデル氏のアクションを出発点に、「演技」を、俳優だけの特別な技術としてではなく、わたしたち誰しもが無意識に行ってしまっているかもしれない行為と捉え、フランスでの演劇教育を紹介しながら、日常生活に潜む「演技」とハラスメントの関係を考えてみたいなと思います。
② 9/11(月)「「演技」ってなんだろう?」
〈演技を通じて、他者を知る〉自分が思っていないこと、他の誰かが言ったことを、自分の身体を通してしゃべることって、変じゃない? なのに、台本に「役」の言葉で書いてあると話せてしまうのは、なぜだろう? 他人の言葉を、自分の身体にいれるという演技の「気持ち悪さ」。「演劇」を通じて、他者と自分を共存させるということをじっくりを考えてみよう!
【講師プロフィール】
竹中香子さん(フランス演劇教育者)
2011年に渡仏し、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、フランス俳優国家資格を取得。パリを拠点に、フランス国公立劇場を中心に多数の舞台に出演。2021年、フランス演劇教育者国家資格を取得。主な出演作に、市原佐都子作・演出『妖精の問題』『蝶々夫人』。2023年より、太田信吾監督作品を扱う映像制作会社ハイドロブラストのプロデュースを担当。 https://mill-co-run.com
参加申込はこちらから⬇︎
主催:NPO法人アイダオ
支援:信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)
令和5年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
協力・後援:ハイドロブラスト
【次回予告】
vol.3_映像で地域とつながるワークショップ
日程:12/3(日) & 4(月)
講師:三好大輔さん(まつもとフィルムコモンズ)