妄想ライオンズ:キーマンは、8番キャッチャー、柘植!
フラストレーションが溜まりに溜まりにたまっていたライオンズファンが、
ようやく溜飲を下げることができた試合。
なんと言っても、平良のリベンジピッチと、
ベッケンの「これが主砲だ」という火を噴くようなタイムリー。
エースと4番(共にぽっちゃり)がしっかり機能しての完勝。
うっぷんが、すっぱりと晴らされた試合でした。
しかし、この試合の、影のヒーローは、久々に「先発 8番 キャッチャー 柘植」でしょう。
思えば、春先は、古賀と柘植の併用の中でも、柘植がメインで使われていて、
柘植がマスクを被った試合の勝率はよく、彼のバッティングの良さも随所に見られた。
5月に彼が下二軍に下がってからと、ライオンズの失速とは、ほぼ機を一にしており、
古賀が頑張っているとはいえ、完全なる復活の待たれる ところ。
まずは、初コンビとなった平良とのコンビは良かったように見えます。
特に、今日は、要所でストレートでしっかり押していくところが見え、
前回の彼の投球の反省を生かしているように見えました。
平良もそこに対して、最近にない球速で応えていたように見えます。
そして、攻撃では、6回、打ちあぐねていた上沢からヒットを打ち、この日初めて、ノーアウトのランナーとして出塁する。
ここから上沢にプレッシャーをかけることができた。
そして、マキノンのセンター前ヒットで、柘植は迷うことなくサードを蹴る。
ライナー性の強いセンター前。普通なら、柘植の足では帰って来れないはず。
しかし、センターは松本だ。勝負に出る。
タイミングは完全にアウト。
しかし、松本のバックホームはマウンドをかすめ、低いツーバウンドになり、
タッチを焦ったキャッチャーは、ボールを取り損なう。
もちろん、結果オーライではあるのだけど、
勝負をかけた走塁は、この日の1番のポイントとなるプレーだった。
さらには、続く7回。二死ランナーなし。簡単に終わるかと思われ所に、
柘植がフルカウントまで粘り、レフトへヒットを放つ。
上沢には、この一打が重たかった。
この一打を契機に、西川に初球を運ばれ、源田には上手に外野にボールを運ばれた。
5−0となりこの日は勝負あり。
この3連打のきっかけとなったのは、柘植のしぶとい一打だった。
次世代エースが零封し、次の主砲が試合を決める。
快勝の裏を支えた、8番キャッチャー柘植、この存在が、最終盤のライオンズの、
反転攻勢の大事なキーマンになっていく!