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楽助

日常生活も社会化勉強に

2018.08.11 08:25

仔犬との日常生活が、ちょっとの工夫や努力だけでしつけになるんです。

何にもない日でも毎日トレーニング日和。意識的に行動して、愛犬の社会化練習に繋げましょう。

例えば

①お散歩は1日2回以上行く(雨天等以外)

②ゴミ出しなどちょっとした外出もジャマにならなければ連れて行く(小型犬限定?)

③窓を開けておける気候なら窓を開けて外の音を仔犬に聞かせられるようにしておく

④インターホン、電話など無駄に鳴らす

⑤家に親戚、友達などを呼ぶ、または犬と一緒に親戚、友達などのお家へ行く

⑥宅配便を多くする

⑦ラジオやテレビを見なくてもつけっぱなしにする(特に動物番組や、爆発の多いアクション系)

⑧家電をよく使う

⑨動物病院・トリミングサロン・ペットショップなどによくつれていく

⑩コンビニなど短時間のちょっとした買い物にも連れていく

などです。

お散歩は1日2回以上行く(雨天等以外)

中~大型犬は当然のことですが、小型犬だと時々しかお散歩に行かないという家庭もあります。

しかし、仔犬の時期に外に行くのは運動・排泄が目的ではなく、社会化のためなのです。

同じ散歩コースであっても毎日まったく同じということはありません。

自転車が通ったり、子供がいたり、救急車やパトカーがサイレン鳴らして通っていくこともあるかもしれません。

犬とすれ違ったり、もしかしたらそのわんちゃんと交流できるかもしれません。

風の強い日や、小雨だったりいろんな気候も経験できます。

突然どこかで大きな物音がしたり、トラックや工事現場の大きな音にビックリしたり、

どこかのお家からのお風呂だったり、食事中の会話などの生活音が聞こえるかもしれません。

毎日散歩するうちに愛犬を可愛がってくれる顔見知りができたり、

いきなり知らない人に話しかけられて仔犬を触ろうとする人もいるかもしれません。

お店の看板やのぼり旗にビックリしたり、マンホールや側溝が怖くて

仔犬が立ち止まるということもあるでしょう。

そういった何気ない小さな経験の積み重ねがとても大切なのです。

時にはまったく人・犬に出会わないなんて日もありますが、

毎日外に出た方が何かしらの変化に出会いやすいのでなるべく外に出るようにしましょう。



ゴミ出しなどちょっとした外出もジャマにならなければ連れて行く(小型犬限定?)

①の毎日散歩するのが難しい場合は、

短時間でもいいのでゴミ出しついでにヒョイッと仔犬を抱っこして、

外の環境を体験させてあげてください。

ちょっとだけでも外に出る出ないでは大きな差になってきますし、

大きなゴミ袋のカサカサなる音に怖がる犬もいるので、経験させておくといいでしょう。



窓を開けておける気候なら窓を開けて外の音を仔犬に聞かせられるようにしておく

成犬に近づくと、物音に敏感な仔はちょっとした物音にも警戒して吠えるようになってしまうかもしれません。

仔犬の警戒心が薄い時期から、いろんな物音に慣らしていきましょう。

窓を開けておくと、車が通る音や、よそのお家の犬が吠えている声、人が会話している声など仔犬にいろんな音を経験させてあげましょう。



インターホン、電話など無駄に鳴らす

③と同じで、音にならしておくことが大切です。

「インターホン→来客→知らない人→警戒」と理解する前に、

家族の帰宅の際にインターホンを押したり、

犬が遊びに夢中になっているときにインターホンや電話を鳴らしたりして、

仔犬が聞き流してしまえる環境にしましょう。



家に親戚、友達などを呼ぶ、または犬と一緒に親戚、友達などのお家へ行く

家は犬にとって自分のテリトリーです。

テリトリーに入ってくる家族以外の人に警戒してしまいがちですが、

親戚や友達など顔見知りの人に何度も家に遊びに来てもらうことで、

家に家族以外の人が入ってくることに慣れて、

「家に来る人=いい人」となり、お客さんを迎える余裕ができるかもしれません。

また、仔犬と一緒に友達の家に遊びに行く目的は、

どこに行っても落ち着いていられる仔になるための練習です。

まずは顔見知りの友達の家に何度も行って下さい。

遊びに行くごとに環境に慣れていきます。

慣れてきたら、さらに違う友達の家に行ったり、場所を代えて練習します。



宅配便を多くする

家に知らない人が入ってくる状況も慣らしておくと、

来客に対して警戒が少なくなるでしょう。

宅配便の受け取りは家族が2人以上いるときに合わせたいので、

日にちと時間指定をして宅配便を待ち受けます。

一人が宅配業者さんから荷物を受け取っている間、

もう一人は仔犬を抱っこして宅配業者さんの姿を

見せたり、触ってもらえそうなら触ってもらったり、オヤツをあげてもらいましょう。

「来客=いい人」となります。

※番犬として犬を飼う場合は、「来客=警戒」しなけれがならないので

逆に慣らさない方がいいです。



ラジオやテレビを見なくてもつけっぱなしにする(特に動物番組や、爆発の多いアクション系)

③と同じで、警戒心の薄い時期にいろいろな音を経験させておくことが大切です。

テレビから出てくる動物の鳴き声や、突然の爆発音も始めのうちは気にしていますが、

何度も聞いていると聞き流すか、音がしても反応しなくなるかもしれません。



家電をよく使う

③と同じで、仔犬の時期にいろんな音にならしておきましょう。

ミキサーの大きな音、掃除機、電子レンジのアラーム音、洗濯機など、

あえて仔犬の見えるところでやってみて、

この機械がこの音をだしてるよと見させてあげるのもいいかもしれません。

※仔犬が音に怖がっているようなら無理にやると逆効果になることがありますので、

その時はすぐ中止します。

音に怖がる場合は、怖い音に慣らすために、仔犬がオモチャで遊んでいたり、

他のことに気が向いているときに仔犬からなるべく遠い距離で機械を動かして、

小さい音から慣らしていきましょう。



動物病院・トリミングサロン・ペットショップ・ドッグカフェなどによくつれていく

散歩コースやいつもの場所以外のところに出かけるのもいい経験です。

どこに連れて行かれても動じない犬にするために、犬と一緒に入店していいところは

ジャマにならないかぎり一緒に連れていって経験を積ませてあげましょう。

ただ抱っこされて、見ているだけでもいい経験になります。



コンビニなど短時間のちょっとした買い物にも連れていく

出かける時は、2人以上で行います。

1人が買い物に行く間、もう一人は店の外や車の中で待ちます。

仔犬は家族が1人でも自分の元から離れていくと不安になってしまいますが、

短時間で必ず戻ってくることを経験させるいい練習になります。



仔犬の社会化はとっても大切です。

日常生活をちょっと意識して行動し、仔犬の社会化に繋げてあげて下さい。