犬の成長は早い。しつけはお早めに
注意書き
小型犬・大型犬、個体差により年齢に差があります。
私の感覚で書いているので、月齢ごとの犬の変化は目安であり
正しいかは定かではありません。
あくまで参考までにしてくださいね。
犬は私たち人間が想像する以上に賢い生き物であり、
犬の成長スピードはびっくりするぐらい早いです。
だいたい生まれて1年(生後12ヶ月)で、成犬です。
お家に仔犬を迎えるのが、生後2ヶ月以降からですが、
この頃はコロコロしていて、キュートで可愛く、守るべき存在です。
しかし、生後3ヶ月には仔犬の中ではすでに独り立ちの準備が始まっています。
守るべき存在から見守るべき存在になります。
人間に当てはめると小学校低学年ぐらいで、好奇心旺盛で、
危険なことも無謀で行ってしまいます。
生後4ヶ月頃は、人間に当てはめると小学校中学年ぐらい。
いろいろ分かってくる年頃で、生後3カ月頃にくらべて無謀さが減り、警戒するようになります。
周りをよく観察しているので、人間関係や仔犬と家族の中の上下関係を図っています。
まだかわいいパピーちゃんと思いきやすでに考えて行動しているのです。
生後5ヶ月頃は、家族の中で自分の順位を把握し、
要求して吠えたり、家族に対して試す行動が出てきます。
生後6ヶ月で、ほぼ大人の体格になります。
人間に当てはめると、だいたい中学生ぐらいです。
オスだと肢を上げてオシッコするマーキング行動や、
ぬいぐるみや人の足にしがみついて腰振りをするマウンティング行動が出てきます。
メスは発情期が始まる年齢です。
この頃から、警戒心が強くなってきます。
そして、吠えるなどの問題行動が目立ってきます。
生後7ヶ月からは、さらに社会勉強の時期です。
警戒したものごとに対して、警戒するべきかしなくてもいいものか学んでいく時期です。
もし愛犬に問題行動が出てきたら、放置せずしつけ教室で早めの対応をする必要があります。
生後8~11ヶ月
人間に当てはめると、高校~大学生ぐらいで、
専門学校にいったり、より専門的なことを学んだりします。
社会に出て独り立ちするための特訓が続きます。
生後12ヶ月で一応成犬ですが、まだまだ子供っぽさが残ります。
人間に当てはめると、大学生~社会人1年めでまだ学生気分が抜けていない新人さんです。
会社のため、家族を守るために活きがってますが、その活きがったやる気が
人間にとって問題のない行動ならいいのですが、
吠えまくるなどの問題行動に繋がっているとやっかいです。
しかし、まだ社会に出たての素直な新人です。
ここで早めにしつけ教室に来てもらうことで、トレーナーの適切な指導をしてあげれば
問題行動が改善できる可能性があります。
<まとめ>
仔犬が成犬になるまでに1年しかありません。
犬は1年で人間の約20年分を駆け抜けていきます。
そして、月齢ごとに心の変化が現れます。
その時々の節目に起こる問題等を適切に対応することで、
成犬になったときに特に問題のないふつうのわんちゃんになっていることでしょう。
大切なことは、飼い主さんが犬の行動の変化などをちゃんと見てあげていること、
そして犬のことを知っていることです。
一番てっとり早いのは、「問題がなくてもしつけ教室!」です。
しつけ教室でトレーニングすることは、犬を社会化経験を豊にするのはもちろんですが、
賢いわんこへの近道です。
犬を飼ったら、みんなしつけ教室に行きましょう!!