サイモントン療法
Facebook相田 公弘さん投稿記事【あきらめないことは大切だけれども、それを執着にはしない】医学博士、帯津良一氏の心に響く言葉より…
がんの治療にこころの在り方がとても重要な意味をもっていることは、もう私にとっては確信となっています。
そして、こころの在り方のひとつである「あきらめない」気持ちは、間違いなくプラスに働きます。
ところが、あきらめない強い気持ちをもってがんに立ち向かっている人は経過がいいかといえば、決してそうとは限りません。
はてさて、これはどういうことか、私は迷路に迷い込んだような気持ちになってしまいました。
そんなとき、カール・サイモントン博士というがんの心理療法の大家が病院を訪問してくれました。
そして、患者さんのために、講演をしてくださることになったのです。
サイモントン博士が考案し、世界各国で指導してきたサイモントン療法という心理療法は、こころの治癒力を高めるとても有効な方法だと私も高く評価しています。
「がんという病気を乗り越えるには、絶対に治っていくという信念がないとダメです」
と、博士は患者さんにやさしい笑顔を交えて話しかけました。
つまり、あきらめない気持ちです。
しかし、ここで話が終わってしまえば、私にとっては、肩透かしを食らったようなものです。
その先を私は知りたいのです。博士は、私の期待にこたえてくれました。
「でも、この信念が強すぎると、執着となって良くないのです」なるほど、です。
諦めない気持ちと執着か。何か光が見えてきた気がしました。
しかし、あきらめない気持ちと執着とは、どこで線引きしたらいいのでしょうか。
私がそう思っていると、ひとりの患者さんが手を挙げました。
「どこまでが信念で、どこから先が執着ですか?」私はにんまりしました。
さて、サイモントン博士はどう答えるのか。何ともスリルのあるやり取りです。
博士はこう答えました。
「治るんだという気持ちはいくら強くてもいいでしょう。でも、その脇の方でいいですから、いつでも死ねるという気持ちを持ってほしいのです」
患者さんの中からは、「そんなことはできません」という声も上がりましたが、私は100点満点の答えだと感心しました。
できるかどうかはともかく、あきらめない気持ちの脇に、いつでも死ねるという覚悟を決めることは、甘い食べ物に塩をひとつまみ加えることで甘みが増すようなもので、生命力をアップさせるのかもしれません。
あきらめないことは大切だけれども、それを執着にはしない。
この塩梅(あんばい)が生命力の鍵を握っているようです。
『粋な生き方』幻冬舎ルネッサンス
「あきらめないことは大切だけれども、それを執着にはしない」これは、何もがんや病気に限らない。
どんなに強く願っても、祈っても、頑張っても、成就しないこともある。その時はどうするか。「そこから先は神の領域」という三浦綾子さんの言葉がある。
必死でがんばっても何ともならないとき、「そこから先は神の領域」と、ポンと今までの執着を手放す。あとは神が決めてくれる。
執着を手放し、覚悟を決めたい。
■【人の心に灯をともす】のブログより
https://okuno-cl.net/simonton/ 【サイモントン療法とは】より
サイモントン療法とは、放射線腫瘍医であり、心理社会腫瘍医でもあるカール・サイモントン博士(O. CARL SIMONTON, M.D.)が開発した、がん患者とそのご家族(または支援者)のための心理療法であり、「癒しのプログラム」です。カール・サイモントン博士は、様々ながん患者に治療を行う中で、治療を受ける人の精神・心理状態、またそれにともなう生きる姿勢が、病気や治癒の過程に影響を与えていることに気づきました。希望を持って治療に取り組むのと、絶望や不安を抱えて治療に取り組むのとでは、回復に大きな差があることに気づき、その後、がんと心の関係に関する研究を行い、そのことを実証したのです。
心の持ちようを変えることで、治療効果や予後の状態に大きな差を生み出すことが可能となります。サイモントン療法では、「私たちは生まれながらにして本質的に健康な存在」であり、「氣(生命エネルギー)を高める、または元に戻すこと(元気)で、健康を取り戻すことは可能」という基本理念のもと、自分の体や心にとって「良いこと」を探求します。 そして、今を生きるエネルギーを大切にして、体だけでなく心も癒すことで、健康を取り戻していきます。
https://simontonjapan.com/program/ 【プログラム内容 | <公式Official>NPO法人サイモントン療法協会】より
サイモントン療法ベーシックプログラム(6日間)
サイモントン博士が最も効果的と考案した基本プログラムで、サイモントン療法の全てのトピックを網羅する、6日間の滞在型研修プログラムです。 日常から離れ、自然に囲まれたロケーションでリラックスしながら、じっくりと自分自身と向き合い、さまざまな課題に取り組むことによって、効果的に意識変容を促します。この意識変容は心身の健康にちがいを生み出す大きな一歩となります。 プログラムでは、同じ課題を持つ人同士が、認定セラピストによるファシリテーション(まとめ役)のもと、グループワークに取り組むことによって、共感や気づき、勇気づけ、絆が育まれ、信頼感を持って新たな一歩を前進する力につながります。 講義・グループワーク以外に、必要に応じて個別カウンセリング(患者さん対象)が行われます。 参加者ひとりひとりの具体的な課題に対して、きめ細やかに対応いたします。
ベーシックプログラムの基本構成
午前 朝のレクリエーション(体操・遊びなど)
講義
メディテーション(瞑想)
スモールグループワーク
昼食 ・ 個人カウンセリング
午後 講義
メディテーション(瞑想)
スモールグループワーク
夕食 ・ 個人カウンセリング
夜 インターン研修 [※インターン(研修生)のみ]
個人カウンセリング
※約1時間ごとに休憩が入り、ゆったりと進行されます
プログラムの主なトピック
私達の本性について
健康と私達の本質的な関わりについて理解を深めます。
喜び・生きがいのワーク
エネルギーを高め、自分らしさを取りもどす(本性に帰る)取り組みです。
ビリーフワーク(認知行動療法)
否定的な感情をもたらす思い込みを健全化する認知行動療法のアプローチです。感情の安定をはかることでもたらされる身体面への影響について学びます。
ストレスのパターンと病気の恩恵
陥りがちなストレスのパターンと病気との関係、病気の果たす役割・意味、また病気のもたらす恩恵について理解を深め、今後の健康的なライフスタイルの構築に役立てます。
イメージの力
私たちのイメージの力(想像力)と健康の関係について学びます。自分自身と健康・病気との関係を具体的に視覚化し、健全化することで健康に役立てます。
希望・信頼・内なる叡智
希望と執着の区別をし、希望を持ちつつも執着を手放しながら、信頼感をもって前進するための取り組みです。また、己の内なる声や、自然界や万物に宿る内なる叡智に耳を傾け、それに即したより自然な生き方を模索します。
スピリチュアリティー
基本的なスピリチュアリティー(霊性)に関する情報と、個々の健全なスピリチュアリティーに関する観念や体験について取り組みます。
死生観
死に対する恐怖や死を避けるために奪われている膨大なエネルギーを、今日この日をより良く生きるためのエネルギーに転換するために、健全な死生観について取り組みます。
サポートとコミュニケーション
相手へのコントロールと真のサポートを区別し、患者さんの健康や健全な状態に役立つ効果的サポートとコミュニケーションについて学びます。サポートのありかたと健康の関わりについて理解を深めます。
遊び
自然やアートに触れるなど、心がワクワクするような体験の時間をもち、エネルギーとクリエイティビティー(創造力)を高めます。
2年間の健康プランの作成
食生活(栄養)・運動・遊び・周囲のサポート・人生の目的・創造的思考の6つのカテゴリーで、それぞれ健康と人生を豊かにするための具体的なプランを立てることで、実際の行動に変化を促します。
リラクゼーション・メディテーション
誘導瞑想法によって、リラクゼーションと、健康や人生に対する健全なイメージの強化を行います。
滞在施設について
参加者の皆さまがリラックスしてご滞在いただけるよう、自然に囲まれた静かな環境を重視しております
お食事はご参加者の健康に配慮し、肉なし、野菜のみのお料理や玄米食なども対応しております
お食事イメージお食事イメージお食事イメージ
温泉・プールがあり、ご自由にお入りいただけます
滞在施設イメージ滞在施設イメージ
アロマセラピーやマッサージなどのサービスが提供されています(有料)
参加証
インターンとして6日間フルで参加された方には参加証が発行されます。サイモントン療法認定セラピストを目指していらっしゃる方は認定養成コースの1回の参加とみなされます。 ※参加証はセラピスト認定証ではありません
進行
サイモントン療法認定トレーナー
サイモントン療法ベーシックプログラム 参加者の声
患者さん・サポーターの声
参加する前は心が緊張したりいらついたりしていましたが、おだやかな状態になっています。 あたたかで、安心する環境の中で、今の私にとって必要な川畑先生の言葉、参加者の方々とのふれあいの中で、気づきを得たり、安らぎを得たりしました。 再度、自分を大切にするという気持ちを持つという事の大切さを再確認することが出来ました。 現実の生活に戻った際にもベーシックプログラムで学んだことをいかしながら、忘れそうになった時はテキストやDVDを活用する事で、生きていこうと思います。先生はじめ、皆様に心から感謝いたします。 (T.F様 / 女性 / 60代 / 骨髄異形成症候群) 手書きアンケート
小グループでシェアする中で、自分の内面が高まり、とても肯定的なエネルギーを感じた。 プログラム期間中、‘早く寝て早く起きる‘という健康的な生活、軽い運動、朝の身体的なワークも自分を変えていく気がした。パートナーとのシェアの中で相手の本音を聞けた事、それに対して自分が素直に話せた事が本当に宝となりました。 先生方の深い愛を忘れることはありません。 (H.N様 / 男性 / 50代 / 膀胱がん) 手書きアンケート
今、このアンケートを落ち着いて書かさせていただく時間をもうけてもらっていることが象徴しているように、私たち(患者、サポーター)に最大の配慮をしていただいていると最初から感じていました。愛を受け取ると、今度は自分が愛を表現してみたくなるのだなぁと実感しています。 手始めに目の前の夫にためしてみたいと思います(笑) 自分のエゴに気付いていなかったのは今回の第一and最大の学びでした。 ありがとうございました。 (W.N様 / 女性 / 50代 / サポーター) 手書きアンケート
6日間を終えて、スタッフをはじめグループのメンバーの皆さんとの別れがほんとうに名残り惜しかったです。帰途につく車窓からの緑の風景や海岸線はとても穏やかで、ゆるやかに日常へと導いてくれました。 肺がん4期で術後から6ヶ月がたち、再発もし、病気への不安や死への恐怖からは解放されつつありましたが、病気になった心の解決の糸口がつかめず苦しんでいました。 勇気はいりましたが、今まで閉っていた感情を外に出し、その対処方法を学べたことや、 悲しみの心も修復まで時間かけていいと言われたことはなによりの安心でした。また、わたしの選んだ治療方針を理解するのがむずかしい、両親との解決策も具体的に体感として学べたことは、参加したなによりの収穫でした。このプログラムへの同席を求める話し合いもこのように出来ていたらよかったのですね。 それから、どのプログラムにも重要な糸口があることを感じました。喜びのリスト、病気の恩恵、ビリーフワーク、メディテ-ションなど、全体を通してサイモントン療法を集中して学べたことも大きな意義がありました。特に気に入ったのが、魂が体から抜けるメディテ-ションです。一度のチャンスなので練習してシュンと気持ち良くいかれたらいいなと思います。 最終日の講議もわたしたち患者にとってはとても大切なアフターケアでした。この療法が思いやりに満ちたものであることも改めて実感しました。祖先の力を借りながらなにより自分を信じて、少しづつ受容していかれたらと思います。 そして今回、なにより心に残ったのは皆さんのあたたかさでした。忙しい最中あのような宴を催していただき感激するやら、引けるやら…一緒に参加したかったです(うそです)。帰ってからも胸の中がほっこり暖かく、この6日間は宝物のような思い出になりました。 初日にラウンジでかかっていた曲をオルゴ-ルにしておみやげにしましたが、きっと何年たっても、オルゴールを聞く度にわたしの心は瞬時に、新緑の伊豆高原へとんでいくでしょう。心からの感謝を。 (E.K.様 / 女性 / 40代 / 肺がん)
希望と不安になりながらのスタートでした。毎日の中で少しずつ気持ちも和らぎ、幸せな気分です。学習したことを毎日の生活の中に活かしたいと思います。健康を取り戻せると思いました。 (T.様 / 女性 / 70代 / 患者)
大変な患者さんの集まりということで、どんな進行になる勉強会なのか?自分も一緒に深刻に落ち込みはしないか、あるいは反対に勇気をもらえるか、全くどちらともわからない心境で参加しましたが、あまりの元気さ、パワーの大きさに、ただただびっくりしたというのが一番の印象でした。 そして、患者さん達が自身の闘病に立ち向かっている姿を見た時、以前の私であれば、かわいそうとか、痛々しいとか感じてしまっていたのが、この中ではそれではなく、患者さんを愛おしく思い、抱きしめたい気分にさせられました。 そして、みんな大丈夫、今日死んでも大丈夫というそんな思いがして、これってこのサイモントン療法を私はちょっぴりでも習得できて、健全思考に近づけたのかな?と少し安心。今後の、生きて、そして死んでいくことへの取り組みができるかもと思えました。 (S.K.様 / 女性 / 60代 / 多発性腫瘍)
60年間、こんなに他人様の中で自分の心のカーテンをあけたことがかつてあったでしょうか。それも自然に導かれたことに、とても感動しました。今までは子供の前では親であろうという構えが出ていましたが、その前にとても悩み迷いつつ人生を送っているというサポーターとして出席してくれた息子に、すべて何も構えることなく自分をさらけ出してみて、本当の自分を自分が知ることが出来るような気がしました。2回目のがんを経験している私ですが、私は私の愛する子供、家族のために本当の心も体も健康になれそう。自然にゆっくりゆっくりと空を見上げて生きよう。 (F.S.様 / 女性 / 60代 / 乳がん・直腸がん )
私が癌だと判った時には、既に末期で転移もしており、即入院となりました。手術が難しい部位だったので、放射線と抗癌剤による治療を半年程受けましたが、結局癌は消えずに、化学療法に限界を感じていた時でした、サイモントン療法に出合ったのは。 それまでの自分の日常はいつも「~でなければならない」という、自分にも人にも厳しい生き方でした。それが「癌になったことは、自分に対する何らかのメッセージだ」と思えるようになり、「これは天が与えてくれた、人生の休憩時間なのだ」と考えました。 それからは癌を口実に、嫌なことややりたくない事は断り、残りの人生を自分の為に楽しもうと考えました。と言っても贅沢三昧をするということではなく、精神的な豊かさを充足させようと、沢山の本や映画を観て感動し、早寝早起きをし、玄米食と野菜中心の食事にし、なるべく歩き、ストレスを溜めないシンプルな生活を心がけました。 癌のことなどすっかり忘れた日常でした。約半年後癌は消えていました。この経験が、誰にでもあてはまるとは思いませんが、「思いが現実を創る(仏陀)」という言葉を考えれば、「癌を忘れる」という事は、癌患者にとって大いに意味があることだと思います。 (太田元親様 / 49歳 / 上咽頭癌)
(主催者宛に届いたお便りより) 先日は大変お世話になりました。サイモントンの先生方の暖かい対応にとても感激しました。また、本日無事に退院することができました。これも身近で励ましてくれている皆さんのおかげと心底感謝しております。ここまでの経過を報告したいと思います。 プログラムから帰った後、主治医より、CTを取った結果癌が少し後退していますと言われ、今であれば腸のバイパス手術を行うことが可能と言われました。癌の手術では無く、通常の食事をしても腸が詰まらないようにする為の手術との事です。リスクもあるし、とても迷っていました。ちょうどそのことで迷っていたとき、先生よりメールを戴き叡智を感じました。困っている時、迷っている時、手を差し伸べて頂いているみたいで感激しました。 そして先生からのアドバイス通り、腸の手術についてゆっくり自問自答してみました。あまりうまくはいかなかったのですが、その時にはっきりと自分の中で感じたのは、『以前に比べ確実に健康になっている、焦ってやる必要はあるのか?』ということでした。そしてそのことは主治医の先生とよく話し合い、今後の経過を食事を調整しながら見守るという方向になりました。 その後、再度検査を受けたのですが、その前々日の夜から胆汁の液がボトルに出なくなり、チューブがずれたか、中で詰まったかと思ったのですが、検査では異常はなく、逆に胆汁が少しずつですが、胆管を通っているという結果が出ました。外科、内科の先生から、内漏の手術を行っても問題なしと言われ、内漏の手術を勧められました。私の方は(サイモントンの)先生方から焦らずにとのアドバイスもあったので、焦らずに行きたいと内科と外科の先生に伝えたのですが胆汁が流れ出したことが、治療の成功率をあげると言われ、これも再度またじっくりと『叡智』に問いかけて判断してみようと思いました。二日ほどじっくり考え、自分の『叡知』に問い掛け、その結果、内漏治療をすることを決意しました。 内漏治療を決意した要因の1つは、胆汁が突然流れ出し、治療において成功率が上がったことと、2つめは私達夫婦で共通する喜びのイメージに『温泉』があり、内漏にすることによりそれが可能になること(お風呂に自由に入れない苦痛がなくなる)また、再び癌で胆管が潰されても、今回の治療でステントを入れておけばその心配はなく、生活の質も保たれると思ったからです。 手術は短時間で終わり、ステントもきちんと入り成功いたしました。手術をしていた時間は、15=20分くらいでしょうか?非常に短かったと思います。痛みについても、過去3~4回の手術においては激痛の連続でしたが、今回は痛みという実感がなく、本当に手術の決断をして良かったと思っています。 皆さんから力を貰い、守られ、生かされ、最悪な状態から順調に良くなっていること=感謝なのですが、逆にこんな順調で不安になる時もあります。特に腸においては、ちょっと便が出なかったり(2日間)、横っ腹に少し痛みが走ると『癌のせいでは…』と思ってしまったりしてしまいますが、そのたびにその不健全な思いを健全なものに書き換えたものを唱えています。 先生からは、癌にやさしく語りかけること。焦らずじっくり今は土台をつくり、3ヶ月後しっかりした体調で臨むことも教えて頂きましたので実践していきたいと思います。まずは手術が成功したことに喜びを感じるとともに、体調を元に戻し、健康になるための努力を続けていこうと思います。本当にありがとうございました。 (K.S.様 / 男性 / 30代 / 胃がん・腹部リンパ節)
(主催者宛に届いたお便りより) 昨年はセミナーでお世話になり、ありがとうございました。 おかげさまで家族全員、無事に新年を迎えることができました。 母はおかげさまでこれまでの検査では転移したがん、再発したがん共に進行が止まった形になっています。体力的にはやや衰え、寝たり起きたりの生活ですが、食欲はあり、精神的にはしっかりしています。 父もセミナーに参加させていただいてから、生活への取り組みが前向きになりました。自分で施設や治療師を探して行くようになったり、引越し業者に頼んで家中の不用品を一掃しました。 昨年11月には親族で温泉に宿泊し、富士山の雄大な風景を堪能しました。今年3月には父母にとっては待望の初孫が生まれますので、初孫の顔を見るのを楽しみに、父母とも健康回復に努めています。 私にとっても家内にとってもセミナーは深い啓示を受けた場でした。今後ともサイモントン療法の理解を深めていきたいと思っています。ご指導よろしくお願いします。 (M.K.様 / 50代 / 男性 / サポーター)
(主催者宛に届いたお便りより) 皆様、プログラム参加中は本当にありがとうございました。 母は、6ヶ月にわたるケモ(化学療法)を終了し、秋に再度の手術をうけ、前に取り残した部分を切除してもらいました。本日、病理検査の結果がでました。お昼に付き添いの妻から電話があり、結果はとても良いものだったということです。 母ともその電話で話しましたが、大変嬉しそうな様子でした。心配かけてすまないと言っていましたが、それに対して私は「いえいえ、全然心配していませんでしたよ。おかあさんは絶対に大丈夫だと思っていましたから。それでも、とても嬉しいですね。最高の日です!!」と答えました。 化学療法の力もあったのでしょう。さらにそれを助けて本人の治癒力を引き出してくれたサイモントン療法には心底驚きます。目の当たりにした、というのはこういうことなんですね。(母は機会あるごとにメディテーションをしていたようです。) 本当に母も私たちも良きご縁に恵まれました。心から感謝します。まずはご報告かたがたお礼まで。 (S.Y.様 / 男性 / 40代 / サポーター)
人生で初めて「心の平安」が得られました。診断が下った当初は悲嘆に暮れ、この世や神を恨むばかりでした。サイモントン療法との出会いを通じて、がんにならなければ得られなかったものがたくさん得られ、今はこの病気になるべくしてなったという実感がこみ上げ、がんに感謝さえする気持ちです。がんであろうがなかろうが、どっしりと腰を据えて、自分の人生を生き生きと生きれる自信が得られました。この 病気を通して、初めて「自分の人生」を歩き始めた気がします。病気も安定していますが、それはおまけ の気がします。今、人生でいちばん幸せです。心から感謝します。 (A.K.様 / 女性 / 40代 / 肺がん)
イメージ療法に期待をしてサイモントン療法に申し込みましたが、受けてみると非常に奥が深く、これは単なる療法に留まらず、人生哲学を学べる場なのだと認識しました。私達がいかに豊かに生き、豊かに死を迎えるか、そのような立場をとったとき、初めて健康の鍵を握り得る。これは病む者のみならず、生きる者全てに役立てることのできるツールだと考えます。病気を含め、いかに自分が人生全般にわたり常に「問題」ばかりに囚われてきていたかということに気付かされました。そして真に大切なのは、「問題」に目をむけることよりも、自分が得たい「結果」、即ち、自分にとって良いことに目を向け意識を集中させるということ。これは目からウロコでした。サイモントン療法に出会うまでは、毎日時間を見つけてはがん関連の書籍を読破していました。今、好きな小説家の本をゴロ寝をしては楽しんで読んでいます。おかげさまで症状は安定しています。 (K.O.様 / 男性 / 50代 / 大腸がん)
サイモントン療法はサポーターとして参加させていただきました。家族の絆がこんなに強く感じられたのは初めてで感動の涙でした。私自身、サポーターという立場に必要以上のプレッシャーをかけ、相手の結果へ執着して、自分も相手も苦しめてきたことがわかりました。今、「すべてはうまく行っている」(たとえ望む結果が得られなくとも)という感覚が得られてとても気が楽になりました。病気や治療への「深刻さ」が薄れ、すがすがしい気持ちです。患者本人のためにと思って参加しましたが、結果的に自分のためになりました。これからも自分自身をきちんと大切にしながら質の高いサポートをしていこうと思います 。ありがとうございました。 (S.I.様 / 女性 / 30代 / サポーター)
リラックスするということの大切さを学びました。いかにいままで自分がリラックスとは無縁で、生産性や効率にこだわってマシンと化して来ていたかということに気付かされました。忙しさにかまけて食生活も睡眠も運動も不規則、遊びは常に後回し。何となく「違うぞ」と腹の底では思いつつも、そんな自分の内なる声を省みることなく突っ走ってきていました。なるほど、がんはうまい具合にストップサインを出してくれたものだなと。これからはそんな自分の内なる声にきちんと耳を傾けて、これまでは苦手としてきた自分に「素直」で「正直」に生きていくつもりです。無理やがまんをすることでなく、自分に正直に生きることこそが大きなチャレンジだったと気付かされました。 (N.Y.様 / 男性 / 30代 / 肺がん)
乳房摘出の手術が決まってからは生きていながら死んでいるようでした。私は価値の無い存在(特に女性として)になってしまうのだと泣いても泣いても涙が止まりませんでした。術後は人生で最悪の気分で何もやる気がおこらず、再発・転移の恐怖と自分が死んで後に残される子供の惨めさを思いまさに生き地獄でした。 そんな私にサイモントン療法は私にひとすじの光を与えてくれました。乳房の有無のこともさながら、がんになる以前より、私自身の存在価値を知りました。そして、がんは私がこれまで抱えてきた問題を乳がんというかたちで浮き彫りにし、捌きやすくしてくれたのだと知りました。病気のことだけでなく、これまで抱えてきた人間関係や仕事でのストレスがみるみる解消されウソのようです。 がんに対する恐怖が全て拭えたかというとそれは分かりませんが、少なくとも、以前に比べると、がんが治るとか治らないとかはどうでも良く思え、それより命ある限り私らしく生きることに専念しようという気持ちです。人生に困難はありますが、そのつど乗り越えながら、死ぬまでちゃんと生きていけると信じています。そしてたとえ自分がいつか死んでも、残されたものも困難を乗り越えちゃんと生きていけるし、私もその姿 を違ったところからちゃんと見守れると信じています。 (E.Y.様 / 女性 / 40代 / 乳がん)
私の場合は、大袈裟かもしれませんけれど、サイモントン療法によって人生や生き方が変わったというのが率直な感想です。 病気がメッセンジャーであると思えたことで、「病気は治さなければならない」から「病気があってもいい、治るまでは仲良くしてね」と思うようになりました。そしてとても気持ちが楽になりました。自分らしく幸せに生きることができるようになれば、病気は必ず治ってくれるように感じています。 また、もうひとつの大きな学びは、「霊性」を知ったことでした。この理解は病気の捉え方だけでなく、人生や生き方にとても大きな変化をもたらしてくれました。今も日常生活では色々な出来事が起こりますが、何が起こっても「必要なことが起こっているのだ。」と思えるようになりました。何か大きく人生を信頼している、そんな気持ちになれたことは私がプログラムに参加をして得られた大きな学びです。 今は毎日を、とても自由で、ワクワク楽しむ気持ちで過ごしています。ありがとうございました。 (K.S.様 / 女性 / 40代 / 子宮がん)
サイモントン療法6日間プログラムに出て人生観が変わったというか、生まれ変わった気持ちになりましたし、自分自身がこんな風に生まれ変わることが必要だったことに改めて気付きました。でも、それはサイモントン療法の本を読んだだけではわからなかったことでした。本を読んでいたときには、色々大切なことが書かれてはいたのですが、自分の中に入ってこない感じで、大切なことだけど、自分とは距離があって入って来ない感じをぬぐえませんでした。 でも、6日間のプログラムから帰ってきて読むと、「ああ、こんなに大切なありがたいことが書いてあったんだな。」と気づき、自分が大きく変わったことを感じられました。6日間のプログラムから帰ってきたあとは、自分がすごく楽になっているのがわかって、生きる希望や、光が見えた感じがしました。それまでは深い混沌とした混乱の中にいるようで、自分が向かう場所も、自分の求めるものもわからない状態でしたから。 私の場合、今振り返ってみれば、病気にならなかったらこのように自分が求めていたものには行き着けなかったように思います。私はずっと若いころから、本当の自分を知りたいと思って色々なことを求めてきましたが、色々な警戒心もあって、本当にそのことに心から取り組むことはできませんでした。そして当然自分が求めているものも、本当の自分も見つからないままだったのです。 でも、病気になって、サイモントン療法に真剣に取り組んでみて、自分でもわからなかった自分の深層心理や、魂の求めを理解し、感じることができるようになりました。自分自身や自分の求めていたものが本当に紐解かれるようにわかるにつれ、自分自身の病気のことも「必要な出来事だったのだ。」と思うことができるようになったのです。 まだまだ自分の病気やそれ以外に対しても不安や恐怖はあるのですが、以前に比べればすっと楽になりましたし、冷静に物事を見ることができるようになりました。本当は、これらの求めも、病気にならずに学べれば人生は違ったと思います。だから多くの人に、病気があってもなくても学んでみてほしいと思いますし、これからも多くの人に薦めたいことだと思っています。また、多くの人がこんな風に生きていければ、世の中はもっと良くなるに違いないとも感じています。 6日間のプログラムでサイモントン先生を最初に見た時も、アファーメーションブックのサイモントン先生の写真を見ても私は涙が止まらなくなってしまうのですけど、それはサイモントン先生が本当に善意の塊のように感じられて、その熱意や、思いやりや、優しさを私の心が疑いの余地もなく感じてしまうからなんですね。そのように信じられるものがあるということは本当に心の底からいいことだと感じますし、そのようなものに出会えた感謝でいっぱいです。 私にとってはサイモントン療法がある生活は、とても快適で、居心地がよく、まぎれもない感覚を私にもたらしてくれますから、これからの人生になくてはならないものですし、これからもこの感覚の中で健康を取り戻していきたいと思っています。ありがとうございました。 (K.M.様 / 女性 / 40代 / 乳がん)
私はまず、患者として参加させていただいて、それまではどうしても病気が持つネガティブな面ばかりを見てしまう事が多かったのが、病気がもたらしてくれたポジティブな部分にも目を向け、健全な信念や、病気の恩恵、自分は護られているという信頼感等が育まれてきたと思います。 また、医師として医療現場で患者さんを見ていると、そういう視点が欠け落ちているために、悪循環でぐるぐるして浮上してこられない状態に陥っているケースにしばしば遭遇します。そしてその悪循環を断ち切るための方法としてサイモントン療法は非常にいいと常々思っています。なかなか忙しい医療現場では、それを簡単に導入する訳にはいかないのですが、ちょっと時間に余裕がある時に、「こんなのがあるんですよー。」と声をかけたりすると響いてくれる時があります。健康回復のためやQOLの改善のためにも、医療現場でこのような方法が取り入れられていく必要があると思うのですが、まだまだそういう視点が欠けていると思います。 私が6日間のプログラムに申し込んだとき、最初は患者ではなくインターンで申し込んだのですが、持病があるということで患者としての参加を勧められました。そこで患者として参加したのですが、むしろこれの方が良かったと思います。はじめにインターンとして参加したいと思ったのはテクニックを学びたいと思っていたからなのですが、結局サイモントンというのはテクニック云々より自分が深いところで変わって、自分がサイモントン的な生き方をしていないと意味がないということがわかりました。 そのような気持ちや姿勢になることで、初めてサイモントン療法の良さが出てくることがわかりましたので、患者としての参加をしたのが非常に良かったと思います。むしろインターンとしての心構えをそこでしっかりと根付かせてもらったのではないかと思います。はじめからインターンだったらテクニック、テクニックといって、こんなに早い段階で深まったり、気づきが現れたりしなかったかもしれません。そう考えてみると、これも私の患った病気の恩恵だったと言えます。 私の場合は特に、家内もプログラムに参加をして、サイモントン療法を実践しているというのもあると思いますが、人生の岐路や病気の大変な時期にも、ちょっと一歩下がって、「サイモントンではどうだったかな?」というような冷静な視点が持てて、苦しい時にも、「そうだ、何とかなる。」という安定した心の持ち様をする機会が、夫婦お互いに随分増えたと思います。 だから、二人とも深いストレス状態に陥ってしまって、にっちもさっちもいかないということが、本当に少なくなったように思います。今、サイモントン療法を生活にも取り入れ、それを生きている、それによって成長している過程、という感じの中にいます。ありがとうございました。 (M.S.様 / 男性 /30代 / 潰瘍性大腸炎)
インターンの声
今回も非常にたくさんの気付きをいただきました。 パンドラの箱を開けることもできました。スタッフ、インターンの皆様に守られていると信頼してお話することができました。この場を提供して下さり本当にありがとうございました。 皆に許された私は、5日目夜は、感謝の気持ちがわきあがりすぎて、ほとんど眠れませんでした。この幸せをかみしめながら、そして皆(今回のスタッフ、インターンのみならず、家族、今まで関わって下さった方々)からどれだけ守られて大切にされていたか感じることができました。 本当に素晴らしい6日間をありがとうございました。いつか主人と患者・サポーターで参加してみたいです。 (M.O様 / 女性 / 30代 / インターン) 手書きアンケート
今まで、教わらなかった、自分からも生み出されなかった考え方を教えていただき、目からウロコ状態で大変充実した6日間を過ごすことができた。このベーシックプログラムを受けたか受けていないかで、今後の人生は大きく違うと思う。今回の学びを忘れぬよう、資料を見返したり、再受講をして、自分の身に定着させたいと思う。 (S.M様 / 男性 / 20代 / インターン) 手書きアンケート
自分を振り返る機会というのがなかなかない中、とても貴重な機会となりました。 人の力になりたいと参加を決心し、セラピストになれたらという気持ちがありましたが、今は自分の豊かな人生のために学びを続けていきたいという気持でいっぱいです。 スモールグループでは先ゆく先輩方であり、仲間となった皆様に、本当に色々助けて頂き感謝しています。 また、ファシリテートして下さった、佐々木トレーナーと佐藤カウンセラーには安心、安全な場にして頂き、本当に感謝しています。 心の底からこの学びを続けライフワークにしたいという思いが湧きあがってきます。この場を提供してくださったカール・サイモントン博士にも心から感謝しています。自分のためにこのようにぜいたくな時間が持てたことを幸せに思います。 (永森ゆり子様 / 女性 / 40代 / インターン) 手書きアンケート
実際の患者さんの変化が6日間通して感じとれて本当によかった。 思っていた以上の変化に感動しました。 自分がこうした活動に参加できたこと自体が幸せな気分になれました。 また、今後さらに研修に参加させて頂き学び、気づかせて頂ければと思っています。 (T.K様 / 男性 / 50代 / インターン) 手書きアンケート
5泊6日で行われる意味、意図がしっかりと受け取れるプログラムだと思いました。 朝から晩まで、スケジュールが組まれていても、座学と参加型のセッション、瞑想の配分がバランス良く、負担にならずに過ごせました。特に良かったのが、健康プランと最終日にお話しいただいた内容です。良いセミナー内容でも、実践が難しいと続けられない、学びが止まってしまうことが多々あります。このプランは続けるための仕組みが素晴らしく、さらにスモールグループで作りながらサポートを頂け、とても良いプランだと実感できました。どの時間もムダが無く、愛しい、大切な時間として復習タイムに思い出したいと思います。本当に、本当にありがとうございました。 (川浪さくら様 / 女性 / 40代 / インターン) 手書きアンケート
ヒプノセラピスト
セラピストの皆さんが穏やかな明るさをもった方々であることに魅力を感じました。とても暖かく迎えてくださり、安心して過ごすことができました。