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テマヒマ

厨子

2018.08.14 21:30

おはようございます。


暮らし、味わう。

食を通して豊かなライフスタイルを提案する

セレクトショップ&カフェ テマヒマ

大阪高槻で古民家再生中!

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


タイトル画像は昨年神戸岡本のまめ書房さん

で行われたお話会に行った際に、フクギドウ

さんで購入した上江洲茂生(うえずしげお)さん

の厨子甕です。本来の厨子甕よりも小さなサ

イズで自宅でインテリアとして使ってます。


で、厨子甕とは何か?ですが、沖縄で火葬が

一般的でなかった頃、ある期間経過した遺骨

を取り出し洗骨してそれを厨子甕に納める

風習がありました。つまり骨壺です。箱型や

甕型もありますが、家型は特に分かりやすい

ですが、死者の家と考えられていました。

それで立派なお城のような家のカタチをして

るのでしょうか?

まめ書房の店主によるお話会で知った、当時

の沖縄の(もしかしたら今も?)この世とあ

の世の境界の曖昧さというのがすごくいいな

ぁと思いました。


沖縄独特の亀甲墓は子宮のカタチに似てると

も言われますが、厨子甕が家であるのと同

様、お墓も家のようであり、お墓の前に親族

やゆかりある人々が集い宴会をしたりするそ

うです。厨子甕のフタもきっちりとしまって

なくて、また窓もあり、あの世とこの世とを

行き来が出来るようだと。


テマヒマ・ブログ死生の回でも書いたように

テマヒマ店主(うちの奥さん)と違って

僕自身は死に対する怖れがありますが、

沖縄の人のそのような死生観に至ったり、

菌や微生物からみれば人間はその入れ物にす

ぎない、あるいは福岡伸一さんの動的平衡的

な言い方で言えば、人生もその大きな流れの

一部である、などといった境地に至ることが

いつか出来るのでしょうか?


テマヒマ店主の父想に始まり、お盆に関連し

た?話が続きました。

今日は終戦記念日。

亡くなられた多くの方々を鎮魂するとともに

今のそしてこれからの平和を祈る日。

今年の地震の時にも改めて感じましたが、

テマヒマが豊かな暮らしを提案したい

などと言っても、それは世の中が、心が

平和であることが大前提ですから。