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4月の終わりにナタ男のニュースがあった。

札幌の駅構内で酔っ払ってナタを振り回して大声で叫ぶ男に、駅員さんが素手で説得にあたり、なだめながら近づいて、隙を見て取り押さえた。

海外の人から見たらこの駅員の対応は驚きの光景で、凶器を振り回している時点で、即拳銃を構えられて射殺されてもおかしくない出来事。

これって、マニュアルにはできない日本人独特の不思議行動だと言ってるコメンテーターがいました。日本では許される社会への甘え。取り押さえた職員以外にも女性駅員が近くまで行って、酒瓶を足元に投げつけられる映像とか、それだけ切り取られて見ると、信じがたい、勇敢な映像に見えて驚くけど、全部の流れを見てると、確かにこーいうバカなやついるもんなー。様子見ながら対応するのもわからないでもないなぁって。関西だとそこに同情とか人情とかの感情も入るような。

ちょっと騒いだだけで射殺される危険のある社会は嫌だけど、私たちって本当に殺意がある人と、社会に甘えてる人の違いってどこで感じてるんだろ。

別の日に、インド人が大企業のCEOに次々となって、台頭しているとニュースでやってた。

グーグル、マイクロソフト、シャネル、IBM ・・・その理由は、人口が多く、優秀人材の分母が大きいことと、国が教育に力を入れていること、大企業のCEOなど成功者を見て、自分も頑張れば成功できるというビジョンがあること。そして、インドは未だに高速道路でも牛が飛び出してきたり、カオスな環境で、それがインド人の発想の転換や打たれ強さ、固定観念のなさを作っていると話していました。

便利で生きやすい環境は退化するもんな。こういう話を見ると日本ってお先真っ暗な気がするけど、国や人種に関係なく生活する日がくるのかな。