『覚悟の磨き方』を読んで
みつむらです。
お盆休みということで5冊ほど本を読みました。そのうち特別に良かった『覚悟の磨き方』の感想記事です。
この本は
・目標があるが、最近中だるみしている・迷走している人
・人生の転換期に差し掛かっている人
に読んでいただきたい1冊です。
『覚悟の磨き方』は幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰の言葉が収められた1冊で、30万部のベストセラーになった本でもあります。
いつかは読んでみたいと以前から思っており、今回の長期休みを利用して読んでみることにしました。
感想を一言で言うならば「久しぶりに読んでいて元気が出る本に出逢った」といったところでしょうか。
僕の中では人におススメできる1冊がまた増えた、と読んで非常に有意義な1冊でした。
買って損はないと思います。
以下、3つほど厳選して、吉田松陰の言葉を引用してご紹介します。
恥ずかしいこと
恥ずかしいこと
凡人はまわりから浮いていることを恥じ、
賢人は細かいことを気にする自分を恥じます。
凡人は外見が地味であることを恥じ、
賢人は中身が伴っていないことを恥じます。
凡人は自分の評価が低いことを恥じ、
賢人は自分の才能が使い切れていないことを恥じます。
本当の恥を知らない人間が、私は苦手です。
『覚悟の磨き方』65ページより
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物事を捉えるときの本質だなと思います。
何が大事か、何気なく生活していると見逃してしまいがちですが、こうして文字にすることで、頭の中もスッキリして、見通すことが楽になるように思います。
腹が据わっている人のおまじない
腹が据わっている人のおまじない
「一生やり続ける」
すごくシンプルですが、
これほど多くを語る言葉もありません。
みだらな誘惑、未知の物事に対する恐怖、
手軽な安心感、どれも乗り越えることができるのは、
「一生やり続ける」この言葉が
背骨に叩き込まれている人だけです。
『覚悟の磨き方』112ページより
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「一生やり続ける」この言葉を胸に、地道に作品づくりをしていけたらと僕も思います。
シンプルですが、大切な言葉です。
人が動物と違う理由
人が動物と違う理由
人には「五倫」、
つまり”踏みにじってはいけないもの”が五つあります。
ひとつは親子の愛情、ひとつは自分が大切だと思う人の気持ち、
それから夫婦の役割を認め合う心、年上を尊敬する心、
そして仲間との信頼関係です。
人が人である理由は「心」にあります、
そして人は、人の心に触れることによってのみ、
そこに進むべき道を見つけることができます。
動物には絶対に得られない、人であることの最上の喜びは、
「尽くしたいもののために尽くせること」です。
『覚悟の磨き方』212ページより
最後に
『覚悟の磨き方』は何を大事にするべきか明確に示してくれています。
それが正しいかどうかはともあれ、吉田松陰が塾長を務めた松下村塾出身の志士たちが明治維新を起こし、今に至る近代国家を作り上げることができた理由を垣間見たように思います。
ここまで胸打つ言葉が並ぶのは、物事の本質をとらえているからに他ならないと思います。
中には2ページにわたって素晴らしい言葉が書かれているものもあったのですが、今回は短いものの中から厳選して掲載させていただきました。
もっと素敵な言葉が書かれていますので、一度手に取ってみると、より励まされるかと思います。
ではでは。この辺りで。
おわりっ!
みつむら