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のんきーのはらぺこ日記 おかわり ~鳥取県で食べます~

夏のごちそう\(^-^)/「がんちゃ汁」!

2018.08.14 12:00

皆様、こんにちは!

のんきーです。


お盆に親類の家で「がんちゃ汁」をいただきました(*`・ω・)


「がんちゃ」とは、「モクズガニ(藻屑蟹)」のこと。

日本各地で食用にされているカニみたいですね。


有名なあの「上海蟹」は「モクズガニ」の一種なんですって( ̄ー ̄)


親類の小学生の男の子が、大人に手伝ってもらいながら、近くの川に魚のアラを餌にした網罠を仕掛けて、捕獲したものらしいです(*´ー`*)


その男の子はカニを飼いたくて、食べることには反対なのですが…

そのカニを遊びに来たのんきーが食べてしまうという、世の不条理であります

( ̄▽ ̄;)

とても、力が強いです。


動きも速く、すぐに逃げだそうとします。

めちゃめちゃ動きまわります(・・;)


生きるために必死なのですねm(_ _)m

よく洗います。


手を挟まれないようにタオルでカニを包んで…

「バキバキ」


ハサミを、もぎ取るのです((((;゜Д゜)))

ハサミを取れば、危険は少なくなるのです。


ハカマ(フンドシともいうらしい)を剥ぎ取ります。

カニ的には、非常に辛い状況だな。



そして、

手足をもぎ取るわけです。

「バキバキ」((((;゜Д゜)))


これが、カニ1匹分。

どんどん解体していきます。


これで、4匹分。

全部で5匹を解体しました。


もしもカニ型宇宙人がこの様子を見たら、逆上して全人類を皆殺しにするかもしれません。

そういえば「プレデター」に出てくる宇宙人って、顔面がカニみたいですよね。


このカニの手足のまずは半分を、水と一緒に…

ミキサーにかけます。


「ガガガ」

以前はこの工程を包丁で叩いたり、すりこぎで擦ったりしていたけど、ミキサーを使うようになってとても楽になった、ということでした。


手作業だったら大変ですよね。


「カニジュース」

    が出来ました。

(さっきまで生きて動いていたカニの生の汁なので「カニジュース」と呼ぶことにしましょう\( ̄0 ̄)/)


これをザルにあけておきます。



さらに、手足の残りの半分と水をミキサーにかけます。


「ガガガ」



出来た「カニジュース」もザルにあけます。

(「カニジュース」……禍々しいネーミングをしてしまったかもしれません(^。^;))



そして、カニミソが入っている甲羅も…


ミキサーで「ガガガ」です。


今までの「カニジュース」より、カニミソ分だけオレンジ色がかっています。


この「カニジュース」もザルにあけます。


そして、ザルで濾します。



おおかた濾せたように見えますが…



さらに、もう少しお水をかけて…



エキスを絞り出します。



出来ました「精製カニジュース」!


これを飲みます!  

というのはウソですm(_ _)m



この「精製カニジュース」でナスを炊くのです。


ナスを…

短冊切りにして…


「精製カニジュース」に入れて、加熱します。

ふわふわに泡立ってきました。


徐々に温まってきました。


沸騰しています。



これで、淡水棲のカニの体表や体内にいた様々な微生物たちも、おいしく死滅したことでしょうヽ( ̄▽ ̄)ノ



お醤油と…



塩で味を整えます。


ふかふかしたダマダマが浮いてきました。


これらは、蛋白成分が凝固して分離したものと思われます。


ネギをたくさん載せて、完成です。



お椀によそってもらって、いただきますよ

ヽ( ̄▽ ̄)ノ



凝固したふかふかのダマダマは、半固形状。


このふかふかの旨味が濃いのです

(ノ´∀`*)


ナスもすっかり柔らかく炊けました。



ふかふか以外は、おすまし状で上品な風味です(*´ー`*)


カニの旨味が余すところなく味わえるお汁でした\(^-^)/


あの力強いカニの生命をいただいたので、元気になった気がします(* ̄ー ̄) スマンノ


親類の家では「がんちゃ汁」と呼ばれているこのお汁は、調べてみると、広く「つがに汁(がん汁)」と呼ばれ、日本各地で食べられているようです。


生命のパワーが詰まった、珍しくておいしいお汁をいただきました。


ごちそうさまでしたm(_ _)m


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