願船漆工房 大西長利 愛をこめて
願船漆工房 大西長利 愛をこめて
会期:2023年8月31日(木)から9月10日(日)
月火水曜休廊
13時~19時 最終日は17時終了
※9月2日19時より9月10日17時まで、「願船漆工房 大西長利 愛をこめて」のonline shopを開設いたします。
https://morgenrotart.theshop.jp/
ご覧いただけましたら幸いです。
その他の作品でも気になるものなどございましたら、お気軽にお問合せください。
大西長利の漆芸術作品の根底には「器」がある……。
日々の生活に喜びを与えてくれる「器」の中に漆の根源的な美を見出し、芸術を生活からかけ離れたものにするのではなく、その広がりを現代に繋げる試みを続けています。
漆はさまざまな素材に塗ることができ、幅広い表現技法があります。願船漆工房は1998年に設立、乾漆技法(型に漆で麻布を貼り重ね形を作る技法)により多くの作品を制作してきました。
今回は、その中から特に「器」に焦点をあてております。口当たり、肌触りを通して漆の優しさを深く感じることが日々私たちの心と体にどれだけ安らぎを与えてくれることか……この小さな繋がりが長い時間の中で文化、民族性へと広がっているのです。
「願船漆工房の器」に込めた、大西長利の漆への深い愛情を感じていただければと思っております。
そして、漆器をつかうよろこびを皆様と分かち合いたいと思っております。
残暑厳しい折ではではございますが、是非お立ち寄りください。 (願船漆工房)
【大西長利】
1933 山口県下関市生まれ
1959 東京藝術大学美術学部卒業
1984 世界漆文化会議設立・議長就任
1991 東京藝術大学美術学部教授
1998 願船漆工房 開設
2001 東京藝術大学名誉教授
中国武漢市「湖北漆芸三年展」学術顧問
【願船漆工房】
1998年に開設。漆芸家大西長利、主催。
乾漆技法により、漆造形作品から器まで幅広く制作。また、地域との繋がりの中で、神輿や仏像、厨子などの修理や修復も行ってきました。
近隣の協力を得て、約500本ほどの漆樹の育成にも力を入れてきた。漆の採取、精製、また漆の花や実の活用、漆葉染めなどのワークショップなども行っています。
国内外から研修生を受け入れ、後進の指導にも取り組んでいます。