構造と時期の課題
先日、リフォームコンパス東京表参道店に、M様がご夫婦でお越しくださいました。
事前に暮らしの診断シートのご入力をいただいていましたので、
確認も含めて詳しくお話を伺うことにしました。
今回のM様のご計画は、現在お母様が一人でお住まいの奥様のご実家をリフォームし、
二世帯住宅を視野に入れて一緒に住まれる、というものでした。
実は建物自体は、現在も二世帯住宅のような形になっているとのことだったのですが、
別の方に貸されていることもあり、その退去後のご計画というお話でした。
まだ入居者の方にはお話をされる前とのことでしたので、
契約期間以外での立ち退きに関しては、交渉が必要になるであろうことが予測されました。
また、お母様がお住まいの方には地下もある造りになっているというお話もありましたので、
構造的には混構造になっている可能性も高いように思われました。
ご計画時期が長期にわたる場合には、リフォーム会社の方でも価格変動などの恐れから
なかなか見積りをしてくれたり、場合によっては提案も断られる場合があります。
また、混構造の建物になっている場合は、通常の木造2階建てまでの住宅とは異なり、
建物が独自の構造計算によって建築されている可能性が高く、
安易に間取りの変更ができない、ということも考えられます。
そういった点について、M様ご夫妻には説明をさせていただきましたが、
立ち退き交渉にも非常に前向きに臨んでいらっしゃることや、
今年のうちにご出産を控えていらっしゃることなどから、
できる限り、リフォームの打合せも進めていきたい、とお考えでいらっしゃいました。
そこで私の方からは、数は多くはないものの、提案に期待ができる会社を2社、ご紹介させていただくことになりました。
M様はとても喜んでいただき、特に奥様からは「楽しかったです!」とのお言葉もいただくことができました。
これからご家族で暮らされる素敵なお家になるよう、ぜひお手伝いできればと思いました。
M様、ご来店いただきありがとうございました。
Kousuke Kitamura