第5回にほんばし座談会開催! 区政報告会&鈴木エイト氏講演会
第1部「区政報告会」
8月5日、14時からTKP東京駅カンファレンスセンター3階会議室において区政報告会を開催しました。
6月定例会の終了を受けての開催ですが、閉会ギリギリに「浜町公園の中学校仮校舎建設に関する請願」が提出されました。私は、この請願の紹介議員となりましたので、その審議が7月29日の環境建設委員会で行われる事となったため、8月5日の区政報告会となりました。作成したレジュメに従って報告を行いました。
まず、議会の現状報告からです。自民+公明で14議席と過半数割れしているにも関わらず、なぜ、傍若無人の議会運営ができるのか、その説明から入りました。与党を補完する勢力の存在、この事実を区民の目に触れるようにはっきりとさせなければならないことを痛感しました。
そして、中央区議会れいわ新選組の採決の態度は、本部の同様の議案に対する対応も参考にして2つの条例とも反対いたしました。理由はこの経済的苦境に金額も対象も少なすぎます。中央区の財政状況であれば、基金を取り崩す必要もなく対象者の拡大は可能なはずです。その趣旨を議会運営委員会に書面で提出し、当日の採決も反対を表明させていただきました。
この件に関しましては、れいわ新選組の支持者から「住民に対する支援に反対を表明するのはいかがなものか?」とのご意見が寄せられました。しかし、「この程度の規模で支援は十分なのだ」というお墨付きを与えないことで、今後の議会でのれいわ新選組の基本的スタンスを明らかにするためにも、必要なことであったと考えます。
決して支援金支給に反対しているのではなく、支援を拡大しなければならないという意思で反対させていただきました。
日本橋中学校仮校舎建設問題
現在、中央区では100年前の関東大震災後に整備された都市整備公園であり防災拠点の一つである浜町公園に、日本橋中学校の仮校舎を建設する問題が浮上しております。浜町公園南西の角地(現在遊具が置かれ子供達の遊び場であり、ラジオ体操の会場でもある)に地上3階建、18教室の仮校舎を600名余の生徒を収容する建物として建設されます。しかし、浜町公園のどこにどのくらいの規模で建設されるのか全く示されていません。
浜町公園は地域住民の憩いの場であり、近隣保育園などの園児の遊び場として愛されてきました。また、浜町公園には樹齢100年を数える巨樹が多くあり、まさに地域のシンボル的な場所として存在しています。日本橋中学校の校舎建て替えにつきましては、その必要性を否定するものでは全くありません。
しかし、適切な場所が浜町公園しか本当になかったのか、他の場所を探す努力をされてきたのか、など疑問があります。区の返答は、計画初期の段階から、あらゆる可能性を検討してきたが、浜町公園しかなかったのだと説明されましたが、以前建て替えを行った坂本小学校と同じようなやり方で進めているように思えてなりません。
議会では、住民団体から提出された請願について、議員9名が紹介議員となり(のちに1名が取り下げで8名)、付託された環境建設委員会で審議されました。残念ながら自民党・士魂の会・都民ファーストの反対により請願は否決されてしまいました。しかし、住民説明会は未だ開催されず、10月の説明会、そして11月には樹木の移植工事が開始されてしまいます。
子供達の学びの場をしっかりと確保し、貴重な公園の木々を守り、地域住民の生活を守るためにも引き続きこの問題に取り組んでまいります。
第2部「鈴木エイトさん講演会」
16時から第2部として鈴木エイトさんの講演会を行いました。
当初50名規模の開催を予定していましたが、若干、参加者(33名)が少なく残念ではありましたが、講演内容は自民党と統一教会の癒着とも言って良い関係を丹念に追求したものであり、非常にわかりやすく、統一教会のようないわゆる「反日カルト団体」に協力をする自民党という組織は、一体何を考えているのかという思いがますます強くなりました。
勝共連合発足時からの文鮮明氏と岸信介氏の深い関係とは有名です。また、日本の右翼団体や大物右翼が中心となり、さまざまな活動を通して、この反日団体を母体とする勝共連合と連携をしていくという過程は、どこに国を愛する右翼としての矜持があるのか、全くわからなくなりました。
情けないことに、現在でも統一教会の関係者を秘書として雇用したり、未だに協力関係を清算できない議員が多数存在することに、暗澹たる思いがします。この問題は、選挙で決着をつけるより他にないと確信しております。
エイトさんの書籍の販売もしましたが、ほぼ完売となりました。ご参加された皆様、ありがとうございました。