日常学習における算数の比重。
入試に落ちる時は、
算数が原因になることが
とても多い。
国語が極端に苦手な場合は
既に受験以前の問題ですが、
やはり、一定ラインを突破して
合不合の分かれ道になるのは
算数です。
その意味で、今の6年生で
満足いく算数力を持っているのは
一名だけです。
5年生から入塾し、
当時は苦戦しまくりながら
大変な日々を送った子。
今では、完璧な対策のもと、
小テストは常に全体の半分の
時間で満点に仕上げてきます。
かけた時間の差が一番の理由です。
やって終わりではない、完全に
分かろうとしてくる、
そういう時間のかけ方を
してきます。
「今の時間にプラス最低1時間は
やってみてください。
課題を自分で見つめられるように
なり、もっとやっておこうという
気持ちになります。」
課題が終わった後に、
余計な時間をとり、
確実に研究をしてゆく。
分かり、身につけ、
常に再現できる、というのが
学習の根本的な目標の一つです。
だらだらとやって、
理解60%でも、課題は終わったから
のんびりする。
意識の低い子は多いです。
今が一番伸びます。
そして、身につける姿勢は全て
小テストによって測定します。
結果が出ない努力は不毛です。
範囲の決まっている小テストすら
できないのに、本番のテストで
パフォーマンスを
あげられるわけがありません。
漢字や文法の結果が良い子、
歴史の小テストの結果が良い子、
それぞれに努力しているのは
よく分かります。
しかし、やはり選り好みしている。
今は、どんなに理解に苦しんでも、
算数に力を注ぐべきタイミングです。
やっぱり難しかったね。
なんて言って不合格を
甘んじて受け入れるような
人生でいいのか?
当たり前のように毎日研鑽して、
自分を認めさせるのが入試だ、と、
そのような意識で試験に
臨めるメンタリティを
使って欲しいのです。
今の学習プラスアルファ。
もう少しやってみよう、という感覚。
そこから、完璧を目指す
本格的な受験生としての、
本当にあるべき姿が
実現してゆくものです。