ベトナム旅行記③

「ベトナム旅行記②」の続き。

2023.8.27

朝

よく分からないベトナム語スピーカー音源、

少しだけ聞き取れそうになりながら目が覚める。

ちょっとノイローゼになりそうだ。

昼ぎりぎりまでゴロゴロして

フレッシュジュースを飲みに出かけた。

前情報からぜひ行ってみたかった「COCOBOX」。

竹のストローと瓶が、使い心地も馴染みも良い。

コールドプレスジュースなど種類も豊富で、とてもお勧めのジューススタンド。

お昼ごはんは、すぐ近くの旧市街にある「V vegan」へ。

これまで食べてきたベトナム料理の味付けも「甘辛」「スイートチリ」が定番の印象だったけれど

ここではその基本の味付けに、店独自の一工夫、一手間を感じ取れた。

縦に長い店内で、奥の手洗い場へ行くまでの左右ガラス越しに、調理場の様子が見えた。

若いスタッフ一人一人が各場所で、もくもくと材料を刻む、ひたすら炒める、ひたすら皮を剥く。

なんだか記憶に残る光景だった。

午後はタクシーで10分ほど移動し

「アンバンビーチ」へ出かける。

降りる際、運転手に「何時に戻る？」としつこく聞かれる。

「未定です」と日本語で答えると口をつぐんだ。

ワンドリンク頼んでビーチチェアを確保。

サンダルが無いので裸足で激熱の砂浜を飛び走り、15分ほど泳ぐ。

この日の水温は高くて、波が高い。

うっかりすると飲まれる。

その後は物売りをかわしながらビーチチェアでひたすら過ごし、帰宅した。

夜。

ボディマッサージを受け

ふらっとなりながら

気づけば「シャンバラ」の近くへ来ていた。

どうしてももう一度ここで食べたくなった。

ドアを開けると昨日と同じ男性スタッフがすぐに駆け寄ってきてくれて、嬉しそうに

「welcome back!」。

同じ席に座って、昨日と違うメニューをそれぞれ頼んだ。

ここで初めてカレーを食べてみた。

ベトナムのカレーはスパイシーではなく、ココナッツミルクとカボチャ等が入った甘めの仕上がりでやさしく、美味しかった。

そして付け合わせはライスではなくバインミー、というのがベトナム流らしい。

食後、また川沿いを歩いて

ナイトマーケットを潜る。

週末だからなのかあちこちで店頭ライブがあり、つどつど足を止めて祭りをたのしむ。

川沿いで缶ビールを飲みながら

想いに耽る。

濁ったトゥボン川。

つづく