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今日も何かを間違えた

逆にって…

2018.08.15 08:14

「逆に」って言葉使うの、もうやめない?


いつ頃からか定かでないが、みんな

「逆にあれがいいんだよね~」

とか


「俺、逆にその感じ好きだわ」


とか言うようになっていた。


逆に?


そもそも何が逆なんだよ。

順当に好きでいいだろ。

思いっきり好きでいいだろ。


「逆」に逃げるなよ。


なんていうか、会話の予防線みたいな

働きをしている気がする。

逆に、ってつけておけばOKみたいな。


「あの人逆にすごいよね」

みたいに言えば悪口もマイルド感が

出て悪口じゃないみたいな感じ。


悪口だから。

しっかり悪口。

逆にって言うことがもう逆に悪質。


自分で言ってても意味がわからなくなる。


予防線の働きをするだけならまだいい。

だがいつからか「逆に」って言うことで

なんだかランクを上げるような空気が

ふんわり香る程度にあることが

なにより許せない。


「俺、逆にその感じ好きだわ」


と言う時の

【自分にはその感覚が理解できるよ感】

がプンプンに沸き立つ感じ。


予防線を張りつつ、なおかつ自分が

別のステージに居る事を

仄めかしている。


「あえて、逆に、むしろ」

このあたりの言葉を文頭に置くのは

卑怯である。

対義語を並べてみよう。

「順当に、正当に、適した」


これを使えばいいのだろうか。


「俺、順当にその感じ好きだわ。」


「正当にあの感じ好きなんだよね~」


いや何かおかしい。

余計だ。明らかに。

順当にその感じ好きってなんだよ。


これらの言葉はなくていいのだ。


「あの感じ好き」

だけでいいのだ。


結論


会話はシンプルにしよう、逆に。


(この場合の逆は現代の「逆」が

 常用されている

 状態に逆らうということであり、

 順当で正当な接続詞としての使用なので

 何の問題もなく、

 あえて使用したという

 ことは聡明な読者諸君には

 理解していただけると思う。)


PS:そんなこと言っても

       たまに使っちゃうよね。