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より良く生きたい私とあなたの  アドラーの「あ」

父の遺言②

2023.08.30 21:55

父との最後の2ヶ月は、私が生まれてから一番長く父と共に過ごした時間だったと思う。


子どもの頃に覚えているのは、父に怒られたことばかりだった。怖くてたまらない存在だった。


だから父に意見するなんてできなかった。

だけど私の中の悶々とする10歳児は、

最後に、本当の最後に、

「伝える」ことを選んだ。

私が自分の気持ちを伝えた時、父は

「言ってもいいんだよ」

と言ってくれた。


「言ってもいいんだよ」


それは、私が1番言って欲しい言葉だった。

子どもの頃から本音が言えなくて、

頭の中だけで会話が終わっていた私。

「言ってもいいんだよ」

は、40を過ぎた私が、1番しなくてはいけないことだった。


父が最後に教えてくれたこと。

気持ちを、言いたいことを、伝えること。

私が死ぬまでに、やるべきことだった。


聞いてくれてありがとう。お父さん。