喪失のダイアローグ
昨夜はスーパームーンだったそうですね。
お空の子つながりの天使ママさんからお知らせがあり、それなら夜の小走りトレーニングで全身月光浴をしようかと外へ出ると、玄関先の有ちゃんのミニ薔薇が(生前お小遣いでプレゼントしてくれた)…直径1.5㎝ほどの超小粒で開花していました。
満月に照らされ、珊瑚ピンクのほんのりとした輝きが愛おしく、切なくなりました。
一昨年前、茎があちこち虫にやられたために、かなり剪定したので全体的に小さくなってしまい、挙句… 今年の酷暑で一部枯れてカサカサになっていました。
が、なんとか持ち堪えて、偶然にしろ満月の夜に開花。
あまりに小さいので蕾の段階でも気づいてませんでした。
(よく見るともう一個蕾を発見👀…それもとても小さい)
📷夜の小走りトレーニング中のスーパームーン(2023.8.31)
嬉しい反面、こういう場面に出くわすと、やっぱり考えてしまいます。
有ちゃんも、なんとか乗り切って生きて居て欲しかったなぁと。
母親の私がSOSを見逃したのだよな…(そして家族皆気づいてあげられなかったね)
家族も、それ以外のみんな…周りの誰も。
こうした考えを巡らせて、巻き戻せないことに藻掻き苦しみ、暫く撃沈するというパターンの繰り返しが事後4~5年くらいまでの私だったのでしょうが、今は違うように感じます。
普段は平然としたような顔で生活していても、ほらね、やっぱりちゃんと悲しいし、悔しいし、自責の念も(鎮静化なのか沈静化なのかにしろ)抱えていることで、亡き子への想いを再確認し続けているという感じです。
それでホッとしたり…
けれど忘れてしまったものが一つ。
それは『あの子の匂い』です。
声はまだちゃんと思い出せます。
なにか尋ねて同意するときの『うん♪』という返事が、鈴を転がしたようなかわいい声でした。(マミーのハスキーボイスとは似てなかったな)
📷有ちゃんの部屋から。。今朝のスーパームーン(2023.9.1)
少~し先の予定を立ててみました。
乳がん全摘術後の補助治療、経過観察中の身でもあるので、余程先の予定は意識して入れないようにはしていたのですが。
以前ブログでも紹介した中森あかねさんと他アーティストによる企画展『記憶をほどく、編みなおす』の会期中一日だけ行われるという、一般公開の集いです。
2023.10.28(土曜日)開催、『喪失のダイアローグ』に参加予約申込しました。
とはいえ、何が起こるかわからない経過観察中の身ですので、正直不安もありますが。
でもそれは闘病中の人でなくとも、誰の人生にも言えることですよね。
彼の世と此の世の隔たり感が薄れている現在、良いか悪いかは別として以前より「いきやすくも感じる」今なのでした。
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