素直に動けるからだに育てる
夏休みはいかがお過ごしでしたか?
あそびばの夏は、何度目かの転換期。
あそびば的にも個人的にも、もうやる必要のないものを手放していくタイミングだったように思います。
同時に、新たな学びと動きの流れに乗って大きく展開しています。
いまその渦中にいますが、方向性が定まり、あとはやるだけの心境。
日々淡々と、やることを進めて過ごしています。
昨年4月にフリースクールを開所して、1年半。
親と子の話を聞いたり、親子間のつなぎ役・通訳をしたりしてきましたが、関わった子どもたちや保護者の方が、ご自身と向き合う中でいろいろなことに気づき、それぞれの道をたくましく軽やかに進んでいかれる姿を見させていただいて、よかったなあと心から思います。
で、まじめで優しい、本当にふつうの子たちなんだけど、こどもたちの困りごとや生きづらさの根底には、発達障害とか発達グレーゾーンと言われるようなものの影響が少なからずあるなあと、今更ながら実感しているところです。
季節の影響をもろに受けて体調を崩す。板書を写そうと下を向くと内容を忘れる・聞いたり読んだりするのに集中しづらくなる・複数人の会話の輪にいると急に頭がぼーっとしてくる。
誰にでもあるような些細な困りごとだけれども、それが日常となると非常に疲れます。授業や友達関係でもしんどい場面が増えていき、学校生活自体がしんどくなっていくこどももいるのです。いや、当時気づいていなかったけど、わたし自身もそんなところがあって、なんかしんどいと常に疲れているこどもでした^^;
からだだけでも楽になる手立てはないのだろうか?と発達障害やグレーゾーンについて調べていたら、『発達障害とは神経発達障害である』という言葉を目にして、目からウロコが落ちました。
そうか、神経を発達させればいいんだ・・・
それなら、整体でやってきてるし、こどもはふつうに毎日遊んでやっている。
整体をするわたしにとっては、「神経」は「からだ」という慣れ親しんだ分野だけれども、ここでようやく「発達」という視点とつながりました。
それで更に調べてみると、あそびばにぴったりの手立てが見つかりました。
「反射の統合ワーク」です。10数年、整体やってて初耳でした。
保育など乳幼児が専門の方は、ご存知かも。胎児から乳幼児の発達に関わるモロー反射とかバビンスキー反射とかいろいろある「反射」だそうです。
こどもたちの困りごとの解消や生きづらさの解消に役立てるのでは?と、新たな学びにわくわくしている今日この頃です。
試しにこの夏、わたしは「固める反射の活性を抑える統合ワーク」をセルフで実施してみました。(説明は正確にわかりやすくできないので割愛します)
足を重点にワーク(触れたいところに触れたり心地よい刺激や動きをするだけ)していたのですが、初日から心身の変化を感じました。
1.梅雨時期からのしつこいふくらはぎのだるさが取れた。
2.足の指の股がスッキリして立った時の安定感が5割以上増した感じがする。
3.子どもの頃からある「朝起きた時の不快な気分」が出なくなった!!驚
続けてみて気づいたことは3つですが、気づかないうちに解消していったものもあるかもしれません。
9月は大阪に研修受けに行ってきます。
身を持って学び、わたし自身も未発達の部分を統合・発達したい。
かつてのわたしのように、生きづらさを抱えている方にも、どんどん還元していきたいと思います。
素直に動けるからだを育てましょう♪
追伸
今日から新学期でしたね。
近所の子がおしゃべりしながら登校する声がきこえ、学校とのメールのやり取りも始まり、わたしもなんだかどきどきしています。
学校に行きたくないこどもたちへ・見守るおとなたちへ
しんどいときは、いやなことを無理してしないで。
(させないで。大丈夫だから)
何もしたくないときは、「何もしないこと」をしてください。
本当に自分がしたいことをすると、からだから元気がわいてきますから。
やることは、それでじゅうぶんです。
元気が出てから自由に動けば疲れないし、
動くことでもっと元気がわいてきて、もっと動けるようになるよ。
ゆっくりで大丈夫。ゆっくりが近道かもしれませんね。