向島百花園 虫ききの会 4 南蛮煙管
2023.09.01 21:00
おはようございます。
土曜日の朝、いかがお過ごしでしょうか。
本日も向島百花園をご紹介します。
池にはカルガモ。蓮のほとりに佇んでいます。
水は澄み、
蓮の姿も秋めいてきました。
こちらは陸に植えてあった蓮。
美しいですが、ちょっと不気味でもあります。
ご存じの方、メールで教えてください。
晩夏から初秋の季語にたくさん出会うことができます。
すすきの根本をかき分けると、
思草ともいいます。
道の辺の尾花が下の思ひ草 今さらさらに何をか思はむ 作者不詳『万葉集』
この「思ひ草」は南蛮煙管のことだといわれています。
和歌で詠まれているのとおなじように、
すすき(尾花)の下に隠れるように咲いています。
まさに「尾花が下の思ひ草」、
ひそかに恋心を抱いているのです。
ふだん、あまり見かけない花ですが、
日本人にとってかつては馴染みの花だったようです。
どうぞよき週末をお過ごしください。