お散歩デビューはのんびり行きましょ☆
仔犬の相談で多いのが、
「甘咬み」、「トイレのしつけ」、
それと「お散歩で歩いてくれない」です。
元気で積極的な性格のワンコは、早い段階で外に慣れてくれるので
飼い主さんも特に苦労もせずお散歩を楽しめます。
ちょっと怖がりさんになると、外の環境に慣れることにも時間がかかります。
私の出張しつけで担当している極度なビビリさんのお話しですが、
散歩デビュー間もなくの頃は、外に出てもすぐ立ち止まってしまうし、
ちょっと怖いこと(車・自転車が通る、何か音がするなど)があるとすぐ家に帰ろうとします。
何度も立ち止まり、家へと引き返そうとするのをなんとかなだめ、目的地の公園までがんばってみることにしました。
家から200mぐらい行ったところに小さな公園があるのですが、
その公園に行くのに20分掛かりました。
公園から家に帰る時は5分で着きましたけどね・・・。
何が言いたいかというと、
辛抱強く待ってあげれば、立ち止まって動かなくなった仔犬も歩き出すということです。
仔犬にとっては見るものすべてが初めてのものです。
アスファルトの地面、電柱、歩道と車道の色の違い、マンホール、通り過ぎる人、
ちょっとした風、どこからか聞こえてくる音など
すべてが知らないものばかりです。
その知らない物事に一つ出会ったら立ち止まって、これは自分にとって安全か危険かなど
一つ一つ自分の中で確認作業をしているところなので、
仔犬が納得して一歩踏み出すまで人間は待ってあげる余裕が大切です。
仔犬が立ち止まったら、「行こうよ!」と急かさず、
一緒に立ち止まって仔犬が歩き出すまでのんびりぼーと景色でも楽しんでいてください。
5分も待っていればだいたいは歩き出してくれると思います。
数歩も歩かないうちにまた立ち止まりますが、
また同じように待ってあげて下さい。この繰り返しを何度もするとゴールまでたどり着けます。
そして毎日繰り返すことによって立ち止まる時間や回数が減り、いずれは普通にスタスタ歩けるようになっていることでしょう。
しつけは、根気と忍耐です(笑)
極度のビビリさんはというと、今では普通にお散歩できてます。
逆に引っ張りが出てきたので、引っ張らずに歩く練習をしています。
ちなみに、このやり方は一例で、他にもアプローチの仕方はいろいろありますので一つの例として参考にしていただければと思います。
ちょっとラクして、しつけがしたいわ~という方は、
ぜひ「飼い主さんの楽をお助け、楽助」までご相談ください!