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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission 8-⑥

2018.08.16 10:10

「キツい…」




「随分酔ってるようだけど…失恋でもした?」




やけに馴れ馴れしい男だな…




「まぁ、そんなとこかな」




「グラス空いたけど、よかったら一杯ご馳走するよ」




見知らぬ男が酒をすすめる。




普段ならきっと遠慮して席を立つだろう。




怪しいバーの光に照らされた隣の男は、この世の物とは思えない相貌で美しく佇んでいる。




「どこかで会いましたっけ?」




「いや、君があまりにも有名人なので、私が一方的に知っているだけだよ」




「そうだよね…じゃあ一杯だけいただこうかな」




「同じものでいい?」




「ん…」




「マスター」




白くて細長い指を優雅に上げて、男が酒をオーダーする。




「名前、聞いてもいいかな?」




男は切れ長の瞳をこちらへ向けて、怪しく微笑んだ。




「紅  恭介」





to be continued…