安藤令子JAZZ PIANO教室(大分市)

コード転回系 シンプルバージョン

2018.08.17 04:01

今日は、主にコードの転回形について書いてみます。


m7th、M7th 等のコードで、考えます。

4個の音の中から、まず、3番目と7番目の音を、抜き出し、3→7 の反対、7→3 の並びにします。


例えば、Cm7の場合は、C、E♭、G、B♭、の4個の音から、3番目のE♭(ミ♭)と、7番目のB♭(シ♭)を抜き出します。

3番目、7番目、というのは、ルート音から数えた数です。

ピアノの鍵盤上では、左側に7番目、右側に3番目を押さえます。

それから、5番目のG(ソの音)を、1番左か、1番右に、つけ加えます。


Cm7の場合、左から、


G B♭ E♭  又は、B♭ E♭ G


と、順番に押さえ、ルートを左手で、弾きますと、なかなか良い響きになります。

ウィントンケリーは、例えば、枯葉のテーマの最後の方にこのボイシングを使っています。あ、彼は、よくこのボイシングを使っているようです。これに、9thを加えたバージョンもあります。


次回、五線紙に書いてみます。文章だけだと、表現が難しいですね…


それから、ウィントンケリーは、よく、アーメン終止を使っています。


I→5→I のドミナントモーションでなく、I→4→I のサブドミナントモーションです。

コードでいえば、C→G7→C でなく、C→F→C です。ゴスペル調ですね。


わかりにくくなりまして、すみません。巨匠の演奏は、何気ない部分に、ちょっとした、アイデアがあります。


ありがとうございました😊