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マヤ

三代目❤️夢小説(臣隆編fourth)夏愛⑲

2018.08.18 01:10


人をかき分けるように並んで歩いていると、

隆二の足が止まった。




「天狗ちゃん、こっち来て」




繋いだ手を引っ張っていく。




照明が反射して全体がキラキラ光る縁日の前にやって来た。




「俺、これでいーや」




「指輪?」




台の上には見るからにメッキだとわかる安物の指輪が並んでいる。




「もっとちゃんとした物の方がいいだろ?」




「いーよ、これで」




隆二は繋いだ手を離し、指輪を手にとって試している。




「見て!これぴったしじゃん♪」




「もうちょっといーもんくれって、後で言わない?」




「んー…わかんない」




どっちだよ…




隆二は左手を照明にかざして見ている。




お面の下からチラッと見える口元が緩んでいる。




まんざらでもなさそうだ。




「臣はどれがいいかな?俺が選んでやるよ」




「ペアでなきゃ意味ないでしょ?」




俺はお面を外し、隆二の後ろに立ち、その肩に顎を乗せてあれこれ取ってみる。




隆二もお面を外して俺の手首を持ち、指に着けたり外したりして色々試す。




フワッとジャスミンの香りがする。




もう一回あの声…聞きてぇな





つづく