カップヌードルに果たしてエビは必要か?
僕はラーメンが好きなわけですが、それはカップラーメンにも当てはまるんです。だから休日の昼飯とかよくカップラーメンを食べてて、中でも日清食品さんのカップヌードル醤油味が好きです。
あの昔ながらの麺の食感、ほっこり安心させる醤油スープ、インスタントというチープさを逆に魅力に転換させてます。
さらに、CMも素晴らしい。現在放映されてる古谷一行さんが金田一耕助に扮したCM面白いですよね。
今のキーワードは「ステイホット」。
いいぞ、もっとやれ
いつにも増して疾走感があります。
と、こんな感じでカップヌードル大好き人間の僕は定期的にあの魅惑の一品を食べたくなるんですが、いつも一個だけ気になる点があるんです。
上に乗ってるエビ、あれ必要か?
カップヌードルといえば、麺の上に4つの具材が乗ってますよね。
具材の代表格、謎肉。
ふんわり甘み、卵。
シャキシャキさっぱり、ネギ。
そして、なんか赤いの、エビ。
これらの具材が麺の上で踊ってるわけですけど、エビの存在価値が見出せない。まぁ、そもそも僕が魚介あんまり好きじゃなくて独特の臭みが苦手ってことが大きいんですが。
①Twitterで聞いてみた
そしたら、
1位 謎肉
2位 たまご
3位 エビ
・
・
・
4位 ネギ
という結果に。
嘘だろ。ネギがエビに負けるなんて。つーか、ネギ人気なさすぎだろ。
と、目を疑ったんですが大衆はエビを迎合しているという真実を目の当たりにして自分がいかに自らの判断基準でのみ物事にジャッジを下しているのかを思い知りました。反省。
みんなにとってはあの赤いのが必要なよう。
②そもそもエビなのか
あの赤いのががパンピーに人気だということは分かりましたが、そもそもアイツがエビなのかも怪しい。
だいたい、肉が謎肉ならエビも謎エビである可能性が高いわけです。日清食品さんに電話して聞こうかと思ったんですが、このご時世にネットで検索しないのはナンセンスなので、一旦グーグル検索してみました。
そしたら、
なんと、
あの赤いのは
エビでした。ただのエビです。
プーバランっていうエビだそうです。ウィキペディアにも載ってました。間違いないです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/プーバラン
さらに、日清食品さんへのインタビュー記事でなんでエビがあるのかも判明しました。
「カップヌードルは世界初のカップめんなので、具材についてもいちから開発しました。カップヌードルにエビを入れたことは、カップヌードルの開発者であり、当社の創業者である安藤百福が『エビは高級感があり、めでたい。日本人はみんな大好きなので、エビが入れば必ず売れる』と、エビを具として使うことを決めました。エビの選定にはまず、色どり、豪華な感じ、実際の味わいといった条件をかなえるよう、かなりの時間を費やし、カップに入るよう小型で味の良いエビを世界から選び出しました」
http://a.excite.co.jp/News/bit/20071030/00091193378627.html
なるほど、彩りと豪華さね…。彩りは知らない。けど、今時エビ=豪華とかないし。当時の判断でエビ=豪華なんだったら、今の判断で豪華=キャビアでキャビア入れてもいいんじゃないかと思う。
まぁ、アイツがエビで、豪華さのために入ってることは分かった。
③実際に抜いて食ってみた
ギャーギャー言ってもしょうがないし、彩りとか実際に見てみないと分かんないからやってみた。
作り方は簡単。
カップヌードル醤油を用意。
プーバランを抜く。
お湯をかける
3分待つ。
出来上がる!
…なるほどね。なんか、うん。彩りか。赤って大事だわ。
たしかに、白いイチゴのショートケーキとかあんまそそられないし、そういうことかもしれない。
でも、味は変わらんはず!食ってみる。
うん。
うまい。
うまいけど。
なんか。
旨味がない気がする。あれ?カップヌードルってこんなだったっけ?物足りない。
エビからダシが出てる説あるのかな。もし出てなかったとしても気持ち的に旨味足りないから駄目だ。エビがないと駄目だ。
ちなみに、エビがあるとこんな感じ。
うん。うまそう。
結論:カップヌードルにエビは必要。
なんとなくで調べてみたけど、エビって必要なんだね。必要ないとか言ってごめん。罪滅ぼしにエビ単体で食ってやった。
だめだやっぱクセェ。
※単体で食べるのはオススメしません。