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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission 8-⑧

2018.08.19 04:35


…誰かが俺の髪に触れる




優しい手だ…




こんなに心地よいのは、久しぶりだな…





目が覚めると、真綿に包まれたような真っ白でふかふかの布団にくるまっていた。




「ん…」




「よく眠っていたね」




「え?…あんたバーにいた…」




俺に酒を奢ってくれた長髪の男が、黒いガウンを着てベッド脇のソファーに座っている。




「へ?…ここどこ?」




「私の家だ」




「…なんであんたの家にいんの?」




俺は上体を起こして部屋の中を見渡してみる。




高級ホテルのスウィートルームくらいありそうな広い室内に、大きなベッドとソファー、テーブルだけが置かれた贅沢な空間。




「昨夜、君は酔いつぶれて…」




「住所を聞いても答えてくれないので、そのまま自宅に連れて帰った」




「おれ、酔いつぶれたんだ…情けない」




「見ず知らずのあんたに迷惑かけたね」




ふと、違和感を感じて、布団を捲って中を見た。




慌てて布団を元に戻す。




「どうかした?」




「……え?…全裸なんだけど」




男は優雅に立ち上がり、黒髪をなびかせて俺の側に立った。




動揺を隠せないでいる俺の顎をくいっと上げて、いきなり唇を重ねてきた。




「ちょっ!!…なに!?」




慌てて引き離すと、男は真っ白な歯を輝かせて、妖艶な笑顔で囁いた。




「刺激的な夜だったよ」





to be continued…