【京橋 河岸】桜河岸
2018.08.19 07:51
河岸名:桜河岸
読み方:さくらがし Sakura-gashi
区分:河岸
成立:江戸期
廃止:不明
現町名:中央区八丁堀四丁目
概要:桜川(八丁堀)の河岸でとくに北側をいった。『江戸切繪圖 : 俚俗 : 八丁堀・霊岸島・箱崎』の桜川北岸に「○さくら河岸」とある。「北桜河岸」、「本八丁堀河岸」、「北八丁堀河岸」ともいった。
桜川は本来、京橋川の下流であったが、関東大震災後に改修変形され、戦後に埋め立てられた。旧流は1880(明治13)年の東京府達により、楓川に対して「桜川」と公称され、『明治30年京橋区全図』は南岸を「南桜河岸」、北岸を「北桜河岸」と記載。南の河岸は現行の新富一丁目、入船一丁目、湊一丁目、北の河岸は八丁堀四丁目で、ともに亀島川合流点までの河岸。
※『角川日本地名大辞典』では「南の河岸は現行の八丁堀四丁目、北の河岸は八丁堀三丁目」とあるが間違い。
撮影場所:桜河岸